逗子ストーカー殺人事件の容疑者がYahoo!知恵袋で情報収集していた

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逗子ストーカー殺人事件の容疑者がYahoo!知恵袋で情報収集していた

11月6日、神奈川県逗子市でアパートで女性が殺害され、容疑者の男性も自殺しました。この事件では容疑者男性の執拗なストーカー行為と警察への対応が物議を醸していますが、容疑者男性は事前にYahoo!知恵袋に質問を投稿し、被害者女性の情報収集をしようとしていたことがわかりました。

2人が交際していたのは2004年頃のこと。交際は2006年頃に破局し、女性は別の男性と結婚、転居。容疑者の嫌がらせメールに困った女性は、たびたび逗子署に被害を相談します。しかし「メールはストーカー規制法の対象外」との見方から問題は解決されませんでした。容疑者のメール攻撃は2011年ごろからエスカレートし、1日80~100通のメールを女性に送りつけるようになります。

その中に”殺す”という文言があったため、神奈川県警逗子署は容疑者を脅迫容疑で逮捕。しかし、逮捕状を読み上げる際に被害者女性の住所や結婚後の苗字の一部を読み上げてしまったのが問題でした。

容疑者は逮捕時に聞いた”逗子”や”三好”という名字をもとにYahoo!知恵袋で質問を開始。3つの名前でヤフーに登録し、名前を変えて質問を繰り返していたようです。

「逗子市に在住の方に質問です。小坪六丁目にあるお寺は何というお寺ですか?」
「写真をコピーしたのですが写真のジオタグが読み取れません。無料アプリで写真のジオタグを読み取れるものがあれば教えてください。」
「(相手が)一方的に破棄してきた場合、相手に対して損害賠償などは請求できないのでしょうか?」
「殺人事件を犯した犯人が、逮捕される前に自殺してしまった場合、その後の事件の処理はどうなるのですか?」
「包丁って東急ハンズみたいなホームセンターに行けば売っていますか?」

容疑者の質問はのべ170件以上に及びますが、事件を意識した書き込みが多数確認されています。

容疑者の執念深さもさることながら、ジオタグやインターネット検索で簡単に住所や居場所が突き止められることがわかった今回の事件。ネット上での情報公開が犯罪やプライバシー侵害につながる可能性があることを、改めて自覚したほうがよいのかもしれません。
(画像・記事内容の一部はヤフー知恵袋から引用)
http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_quedetail.php?writer=takeishi_satoru
http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_quedetail.php?writer=bitch_shibarie
http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_quedetail.php?writer=takeshi_hukumoto

※この記事はガジェ通ウェブライターの「相澤マイコ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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