銀座線銀座駅の路線表示図が逆になっていたのはなぜ? 東京メトロ「1カ所のみ階段の方向が違い誤表記が発生しました」

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東京でも指折りの繁華街である銀座。東京メトロ銀座駅は、銀座線・丸ノ内線・日比谷線の乗り換え駅で、2019年度一日平均乗降人員が257440人と東京メトロ全体で第4位となっています。

そんな銀座線の銀座駅で、路線図と駅のホームの方面が逆になっていることが、あるTwitterユーザーの投稿により話題になりました。

この前はじめて「逆方向の電車に乗る」というミスを銀座駅で犯してしまったんだけど、きょうやっと理由がわかった

この逆方向となった案内は、ツイートの後には仮の路線表示が上から貼られています。東京メトロ広報によると、銀座線の路線表示は8月26日に設置。9月1日には銀座駅の駅員が巡回中に気づき、同日終車後に修正したとのこと。ツイートに関しては「9月2日に投稿を確認していました」といいます。

なぜこのような事が起こってしまったのか、理由はホームと階段の方向が原因でした。問題の路線表示は銀座線の浅草側ホーム端の松屋前方面改札口の階段のみに発生していました。

同社広報は「銀座線銀座駅には、ホームと改札階をつなぐ計4カ所(乗降階段3箇所、エスカレーター1箇所)の乗降スペースがございます。そのうち、1カ所のみが渋谷方面に向かって降りる階段となっており、今回の事象が発生した場所となります。本来渋谷方向1カ所、浅草方向3カ所の案内サインを制作すべきところを、浅草方面に向いた同一のサインを4カ所製作し、設置してしまったことから、誤表記が発生いたしました」と説明します。

この件に関して、苦情などがお客様センターなどにあったのか聞くと、「8月26日~9月1日において、お客様からのご意見はございませんでした。9月2日にSNSで取り上げられて以降、数件ご意見を頂戴しております」といいます。また現在の対応は暫定的なもので「近日中に案内サイン自体を更新する予定です」とのこと。

銀座駅は現在大規模な改修工事を実施中。工事の進行具合により、階段が一方通行になることもあり、それが混乱を招いていることがあるのかもしれません。

同社広報は「地下にいても地上を感じることができる『銀座のまちの地下1階』というテーマでリニューアルを進めています。銀座らしい『伝統』と『先端』の機能を融合したデザインを施し、銀座に訪れるお客様が心躍るような駅とするべく工事を進めています。今年度完成を予定しておりますので、工事へのご理解とご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけています。

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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