日本のマスクはここまで進化した!8カ国語に翻訳できるスマートマスクが登場

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羽田空港における翻訳ロボット開発プロジェクトに携わっているベンチャー企業のドーナッツ・ロボティクス社が、その翻訳技術を生かしスマートマスクを開発しました。スマートフォンのアプリと連携して使うことのできるスマートマスク「C-FACE」は、新型コロナウイルス感染のパンデミックに対する新しい商品として話題を呼んでいます。

「C-FACE」は主にプラスチックとシリコンでできており、マスクの内臓マスクと自分のスマホをブルートゥースで接続する(マスクとスマホとの距離は最大10メートルまで広げることが可能)と、離れた相手のスマートフォンに自分の声を届け、「声を文字化する」、「翻訳する」、「議事録を作成する」ことができます。翻訳機能はさすがの充実度合いで、日本語、英語に加え、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ベトナム語、インドネシア語などの言語にも対応しています。

「C-FACE」の予約販売は2020年8月13日からクラウドファンディング「makuake」でスタートします。発売日は2021年1月下旬予定で、価格は税込3,980円で、議事録などの月額使用量は別途必要。既に関心が寄せられている英国や米国の発売も2021年4月以降に予定しています。

今回マスクを開発したドーナッツ・ロボティクス社は、小野泰助CEOと岡部崇史チーフ・エンジニアが北九州のガレージで創業した会社で、その後拠点を東京に移し社員も増やして2017年には羽田空港で試作機の実証実験を開始していました。しかし、2020年の新型コロナウイルス感染拡大により翻訳ロボット開発プロジェクトが中断してしまい、その高い精度の翻訳技術を新型コロナ感染対策に役立てられるのではとスマートマスクを考案し、開発に着手したとのことです。

同社は、2020年6月にクラウドファウンディングサービス「ファンディーノ」で「C-FACE」への投資を募りました。その際は2,800万円をたった37分で獲得し、そしてその投資額は7月には5,600万円に到達しています。

(画像引用:https://www.donutrobotics.com/c-mask)

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