「奇想天外映画祭vol.2」8月開催 再編集版『ウィッカーマン』や『血を吸うカメラ』など奇作・怪作をラインナップ[ホラー通信]

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いわゆる“名作”とは異なる形で映画史にその名を刻む、選りすぐりの怪作・珍作・迷作・凡作・奇作を上映する「奇想天外映画祭」が8月29日から新宿K’s cinemamにて開催。第二回目となる今年は「奇想天外映画祭 vol.2 Bizarre Film Festival~Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション2020」と題し、映画評論家の滝本誠氏が映画祭推薦人を務める。

目玉作品は、日本初公開となる『ウィッカーマン Final Cut』。1973年の公開当時に正当な評価を受けることのなかったカルト作を、2013年にロビン・ハーディ監督が未使用のフッテージを使用して再編集したもの。行方不明の少女を捜すため、原始的宗教の残る島に上陸した警部が体験する恐怖を描く。推薦人の滝本氏は本作を「Make You(一人だけ例外) Happy 精神に満ち満ちたカルト中カルト」と評している。

この他のラインナップは、300人以上殺害したとされる実在の連続殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスをマイケル・ルーカーが演じる『ヘンリー』(1986)、映画史の闇に葬られたサイコスリラー映画の原点『血を吸うカメラ』(1960)、『デス・レース2000年』のポール・バーテル監督の処女作である変態サイコサスペンス映画『プライベート・パーツ』(1977)、生誕140年を記念したトッド・ブラウニング監督の傑作選として『フリークス』(1932)『知られぬ人』(1927)など。

「奇想天外映画祭 vol.2 Bizarre Film Festival~Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション2020」
新宿K’s cinemaにて8月29日(土)~9月18日(金)開催

<上映作品>
『ウィッカーマン final cut』(2013) 監督:ロビン・ハーディ
『ブラック・ムーン』(1975) 監督:ルイ・マル
『プライベート・パーツ』(1977) 監督:ポール・バーテル
『ラ・ヴァレ』(1972) 監督:バーべット・シュローダー
『ヘンリー』(1986) 監督・製作・脚本:ジョン・マクノートン
『ロベルトは今夜』(1977) 監督:ピエール・ズッカ
『ハルムスの幻想』(1988) 監督:スロボタン・D・べシチ
『血を吸うカメラ』(1960) 監督:マイケル・パウエル
■生誕140年記念トッド・ブラウニング傑作選
・『知られぬ人』(1927)
・『見世物』(1927)
・『フリークス』(1932)
・『古城の妖鬼』(1935)
・『悪魔の人形』(1936)

(C) canal+

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レイナス

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