ロバートキヨサキに学ぶ、金持ち父さんは倒産しても大丈夫…のカラクリ

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ロバートキヨサキに学ぶ、金持ち父さんは倒産しても大丈夫…のカラクリ

今回は中村将人さんのホームページ『ヤリタイコト発掘コラム』からご寄稿いただきました。

ロバートキヨサキに学ぶ、金持ち父さんは倒産しても大丈夫…のカラクリ

昨日、ロバート・キヨサキ氏の会社が倒産したというショッキングなニュースが飛び込んで来ました。
一夜明けた今、ちょっとした話題になっていますが、このニュースのカラクリをキチンと知っておくことは、みなさんにとって・・・とても良い勉強になると思ったので、少しだけ解説してみようと思います。

「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバートキヨサキ氏

ロバート・キヨサキ氏 全世界で累計2800万部の大ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者
(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://masato55.com/wp-content/uploads/rich-dad.jpeg

金持ち父さんは、お金持ちのまま

結論からお伝えしておくと・・・

金持ち父さんは、今回の倒産でまったく打撃を受けていない

ということです。
ファイナンシャル・リテラシー(※お金に関する基礎的能力)の低い方々においては、きっと・・・

金持ち父さんが・・・貧乏父さんになっちゃった、おっもしれぇ~(笑)

とか思っているのでしょうが、それは残念な方々の残念な思惑です(笑)
なんせ、今回の件でロバート・キヨサキ氏は、なぁ~んも個人資産を傷つけられてはいないからです。

ニュースで注目すべき点はココ・・・

今回、倒産したのは・・・ロバート・キヨサキ氏の保有する会社の” 1つ ”である・・・という点です。

事件の内容をワタクシなりにまとめてみますと・・・
訴えを起こした会社は、「 ラーニング・アネックス 」というアメリカの会社で、この会社は主に著名な講師陣を集めた大規模なセミナーを数多く開催しているアメリカではとっても有名な会社さんであります。
1度のセミナーで1万人くらい集めてしまうといったセミナー運営会社ですからして、こういった数ある運営会社の中でもTOPクラスの会社と言っても過言ではないでしょう。
その、ラーニング・アネックスという会社がロバート・キヨサキ氏の「 金持ち父さん・貧乏父さん 」(英語名:Rich Dad Poor Dad)を世界中に広めるのに大きな役割を果たしていた・・・ということです。

ラーニング・アネックスの代表である、ビル・サンガー氏による『 私がキヨサキ氏の名前を大きく広めた。それに対して報酬がある契約だったはずが、キヨサキ氏はその支払を拒否した 』・・・というのが彼の主張なのです。

要するに、約束した報酬の支払いをキヨサキ氏が拒否したので『 そりゃないだろ~!! 』とビルが怒った・・・ということですなぁ。

そうして、裁判にもつれこんだ結果、出された判決は・・・

キヨサキ氏の会社のひとつ、Robert Kiyosaki’s Rich Global LLCに対して、$23,687,957.21(約18億円)の支払いを命じるというものでした。

しかし、このキヨサキ氏の会社の1つである・・・リッチ・グローバルには、18億円という大金を支払うお金が残ってなかったため・・・「 そうだ、それなら会社を倒産させてしまおう! 」ということになったのでありやんす。
もちろん、この報酬の契約書には・・・キヨサキ氏の個人保証などついていないでしょうから、このお金をキヨサキ氏の個人資産で支払うなどということもまったく無いワケなのです。

ま・・・裁判所からの支払い命令に対して、結局支払いができないという結論に至ったので、この会社は・・・見事に「 倒産 」とあいなりました・・・ということなのです。

金持ち父さんのファイナンシャル・リテラシーに軍配

「倒産」というショッキングなニュースが大きく報じられてはいるものの、結局・・・ここまでの話をまとめますと・・・

キヨサキ氏のいくつかある会社のウチの1社が倒産
しかし、キヨサキ氏の個人資産はまったく傷つかない

・・・ということが理解できるのです。
要するに、今回の場合・・・どうすることが「 自分のお金を守る 」ことに繋がるのか?ということをしっかりと解っている人だけがとれる行動である・・・ということです。
なんせ、キヨサキ氏の資産はしっかりと守られているワケですから。

そこで質問です・・・。

お金持ちの最大の仕事って、何だかわかりますか?
それは、『持っているお金を守る 』というお仕事です。
どんなに稼いでも、守りがザルであれば・・・お金持ちではいられないのです。
では、守るためには何が必要か?
そう、自分自身の「 お金の知識 」を増やしていくしかないのです

モチロン、約束を守らない・・・というのはどうかと思いますが・・・
しかし、最終的にはファイナンシャル・リテラシーが高い人が勝つということが実証されているニュースであるとワタクシは思うのです。

キヨサキ氏は、今でも専門家チームを保有してファイナンシャル・リテラシーを高める努力を継続しているそうです。
将来、お金に困らない生活をしたい・・・と望んでいる方は多いと思いますが、そのためには、しっかりとした「 お金の知識 」を高めておく必要があるということです。

よく、何十年もコツコツと貯金をしてきた人が、アッと言う間にその大切なお金を失ってしまう・・・なんてことがありますが、そういう人はお金に関する知識を身に付けることを怠っていた・・・ということなのです。
ワタクシは、こうした方々のタメに・・・今、「お金の学校」*1というモノを開催しておりますが、多くの日本人の方々にとって今一番必要な教育であると思っております。
興味のある方は、お暇な時にでも一度・・・覗いてみてやっておくんなまし・・・。

*1: 【人生を貧しくしないためのお金の学校】第2期生を募集中!!
『ヤリタイコト教育家 中村将人の公式サイト 〜やりたいことを仕事にするためのホームページ〜』
http://masato55.com/event/info/money_school_2012_2/

終わりに

ロバート・キヨサキ氏は、過去に何度も倒産を繰り返していますから、いくつか保有している中の1社が倒産した程度でどうこうなるものでもないのです。
しかし、かなり有名人になった今、倒産という解りやすいニュースネタを、マスメディアは面白がって騒いでいるって感じでしょうか(笑)
何が真実か?を見極める目を常に養っていきたいものでありやすなぁ・・・。

執筆: この記事は中村将人さんのホームページ『ヤリタイコト発掘コラム』からご寄稿いただきました。

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