ヤカンに入れたスポーツ飲料で銅食中毒発生 金属製容器と酸性飲料の組み合わせに注意

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ヤカンや水筒に入れたスポーツ飲料による銅食中毒に関して、厚生労働省が注意喚起を行っている。

7月8日、大分県臼杵市の高齢者福祉施設で、ヤカンに入れたスポーツ飲料が原因と思われる銅食中毒が発生。県の発表によるとヤカンはステンレス製だったようだが、底にたまった水あかに含まれる銅がスポーツ飲料の酸によって溶け出したようだ。

化学反応が引き起こす銅食中毒の発生に、厚生労働省食品安全情報のTwitterアカウント(@Shokuhin_ANZEN)は「金属製の容器にジュースやスポーツ飲料を入れる時は、注意書きをよく確認しましょう!」と呼びかけている。

「ヤカンに入れたスポーツ飲料を飲んだことによる銅食中毒が発生しました。
金属製の容器(ヤカンや水筒)は酸性の飲み物と反応し、金属が溶け出すことがあります。金属製の容器にジュースやスポーツ飲料を入れる時は、注意書きをよく確認しましょう!」

https://twitter.com/Shokuhin_ANZEN/status/1280819950483984384?s=19

これに対し、TwitterなどSNS上にはさまざまな反響が寄せられている。

「昔おかんが水筒の茶渋を金たわしで洗った知り合いが食中毒になったって言ってたな
普通のブラシで茶渋は落ちるし、定期的に漂白剤付けるのがいいって言ってました」

「先週しそジュースをスチール製の水筒に入れて飲んだら、すごい気分が悪くなりました。これだったのか……」

「知り合いのお母さんが、知らないでスポーツ飲料を金属製の水筒に入れて持たせてました。説明したんですけど、理解してもらえなかったです。せめて注意書きや取扱説明書読んでほしいです。」

「学校のペットボトル禁止をやめてほしい」

反響を見渡すと想像以上に身近で銅食中毒を経験したという人は多いようだ。これから夏真っ盛り。ヤカンや水筒を使う機会が増えると思うが、スポーツ飲料や炭酸飲料、果汁飲料を入れると酸が金属と反応し、成分が溶け出す場合がある。利用方法にはくれぐれも用心していただきたい。

(執筆者: 中将タカノリ)

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