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あなたに危険を近づけさせない!セキュリティの専門家にネットやスマホの脅威を訊く


写真はカスペルスキー社、前田 典彦氏(写真手前)と、製品管理を担当している保科 貴大 氏(写真奥) 写真一覧(5件)

コンピューターウイルスやマルウェアなどの脅威は、一昔前まではパソコンやごく一部の電子機器のみであったが、インターネットが一般の家庭にまで普及した今日、ネットの脅威はすぐ身近なところにまで迫っている。

ふだん何気なく見ているサイトが悪質なマルウェアに感染していた場合、本人が知らないうちにパソコンが感染し、個人情報が流出したり、クレジットカードが使われたり、銀行から預貯金がおろされたりすることもある。銀行のサイトも例外ではない。

こうしたマルウェアには、サイトを閲覧するだけで感染してしまうので、危険きわまりない。誰が被害に遭っても、おかしくはない状況だ。パソコン、スマートフォン、タブレットなど、ひとりが複数のデバイスを持つことが当たり前の時代、私たちを脅かすものも増えている。実に125,000件以上もの悪意のあるプログラムが毎日、新たに発生していて(※1)、その標的はWindowsだけではなく、MacやAndroidにも及んでいる。

そうしたコンピューターウイルスやマルウェアなどの脅威から、私たちを守ってくれるのが、先日発表された「カスペルスキー 2013 マルチプラットフォーム セキュリティ」だ。

マルチプラットフォーム セキュリティとは、いったいどんなものなのか。

マルウェアをはじめとするインターネット脅威の調査・研究を担当している前田 典彦 氏(株式会社カスペルスキー)と、製品管理を担当している保科 貴大 氏(株式会社カスペルスキー)に、マルチプラットフォームセキュリティの現状を訊いた。

ユーザー数トップ!CEOはウイルス駆除の専門家

カスペルスキーは、エンドポイントセキュリティソリューションベンダーでは世界最大のプライベートカンパニーだ。同社はエンドポイント向けセキュリティソリューションにおいて全世界でトップ4にランクしており、欧米諸国ではすでにトップシェアを誇っている。

常に先手必勝のウイルス対策は、世界中の多くの国でその性能が評価され、企業や国家のネットワーク保護に一役買っており、ユーロ圏では、ユーザー数でトップシェアを誇る企業だけではなく、多くのパソコンユーザーもカスペルスキーを選択し、延べユーザー数はなんと3億人を超えている。

残念ながら日本での知名度はトップベンダーに比べると低いが、ユーザー数が多いことからも、セキュリティにおける信頼性は容易に推測できるだろう。最近では、知名度をあげるために、AKB48とのコラボや、緑色のクマが登場するプロモーション活動をしている。

最高経営責任者(CEO)の
ユージン・カスペルスキー氏
そんなカスペルスキーの創設者であり、現 最高経営責任者(CEO)のユージン・カスペルスキー氏は、16歳で旧ソビエト国立内務省付属物理数学大学に飛び級で入学した、異色の経営者だ。その後も物理・数学の天才としてソ連全土で毎年200名の狭き門である特別コースに選抜され、エリート教育を受けた。

卒業後、複合研究機関に勤務した彼は、1989 年 10 月に職場で自身が利用していたコンピューターがウイルスに侵され、そのウイルスの動きに興味を持ち自力で駆除。その駆除ツールを基礎に研究開発を進め、カスペルスキー研究所を創設。それが今のカスペルスキーの始まりとなった。

高い技術力!多重防御だから安心

「カスペルスキー 2013 マルチプラットフォーム セキュリティ」は、複数のデジタルデバイスを使うユーザーをあらゆる脅威から守るために、WindowsおよびMacコンピューター、Android スマートフォンおよびタブレットに対応したセキュリティスイートだ。

マイクロソフトが満を持して発売する最新OS「Windows 8」には、無料のセキュリティソフトが入っている。また、世の中には、無料のセキュリティソフトもある。

OSに標準インストールされているウイルス対策ソフトや無料ソフトとの違いは、どこにあるのだろうか。

保科氏にうかがってみると、
「Windows 8に入っているものは、昔からのデータベースに頼る基本的なものです。それ以外にも無料のセキュリティソフトはありますが、パソコンに入れた場合、『有料にしますか?』と聞かれ、有料にすると、ファイアーウォールとか、ヒューリスティックとかの機能が入るというビジネスです。カスペルスキーのセキュリティスイートのほうが高機能です。」との答えが返ってきた。

具体的な機能については、
「従来型のデータベースでの検知機能に加え、ヒューリスティック技術を利用して未知の脅威も検知します。さらにファイアーウォールやクラウド環境を使いPCを多重で防御するので、仮にひとつが破られたとしても、ほかのところでPCを守ることができます。新機能として、ぜい弱性攻撃ブロック機能やネット決済保護機能を搭載し、より総合的にPCを保護する製品となっています。」とのこと。

カスペルスキーのように、総合的なセキュリティツールでなければ、セキュリティが弱い箇所から悪意あるプログラムが入ってしまって、そこからセキュリティが破られてしまうそうだ。

カスペルスキーのセキュリティスイートについて語る、株式会社カスペルスキー 製品管理部 プロジェクトマネージャー 保科 貴大 氏

「かつてのデータベースを重視するやり方では、もうシステムを守れなくなってきています。それで必然的に多重に防衛しています。クラウドに関しては後発的なイメージがありますが、かなり前から導入していました。」と、セキュリティには多重防御が必要である点を強調した。

カスペルスキーのセキュリティスィートには、「クラウド」という言葉がマーケティング的に使われる前から、その機能は含まれていたわけだ。

「カスペルスキーは、一貫してすべて自社開発しています。他社のように寄せ集めのユニットをパッケージにてオールインワンということはしておりません。」と、保科氏は答えてくれた。

新しい機能はカスペルスキーが生み出す、というくらいのリーディングカンパニーであり、実際、カスペルスキーが初めて実装して、他社が追従した機能が多数あるという。同社の
高い技術力がうかがえる。

スキャン速度か、検知率か

市場に出まわっているセキュリティソフトの中には、スキャンの高速性をうたっている製品がある。多重防御と聞くと、スキャンの速度や操作性は気になるところだ。

多重防御が特徴の「カスペルスキー 2013
マルチプラットフォームセキュリティ」
保科氏は、
「実際に使っている感じとしては、個人的には気にならないレベルです。ネットでは、遅いという評価もいただいていますが、速度に関しては年々改良されています。ぜひ第三者機関(※2)によるテスト結果を見て改良された早さを確認して欲しいです。実際、日本で軽さをうたっているセキュリティソフトよりも高速です。」と答えてくれた。

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