BMWの名車に乗る。【カーセンサーEDGE8月号】
BMWとはどんなブランドなのか
日本では「ドイツ御三家」いわれて、常に安定した人気を誇っているBMW。メルセデス・ベンツが「安全」、アウディが「デザイン」という武器をもつ中、BMWは常に「走り」を自社のアイデンティティとして研ぎ澄ましてきた。かつて使われていたキャッチフレーズ「駆けぬける歓び」は、それを分かりやすく表現した言葉で、今もファンや自動車好きの間では普通に使われている。
では、その「走り」のイメージはどこから生まれてくるのか。そしてどうして他のブランドと差別化をするのだろうか。
走りに優位なFRレイアウトや前後比率50:50へのこだわり、元祖「羊の皮を被った狼」ことE30 M3をはじめとするMモデルの存在やシルキーシックスと称されたメインエンジンなど、BMWを理解するのに必要なキーワードは多い。
今回の特集ではそのキーワードにそってBMWの素晴らしさを解説していく。
表紙を飾った車はMモデルの始祖
日本ではBMWに対し「洗練された」「お洒落」「スマート」のようなイメージをもつ人が多い。しかしその歴史をひもといていくと、随所に「職人気質」「技術屋集団」という異なる要素を見つけることができる。またそういった印象を与えるマイスターや偉人も多く存在する。
相反する2つの要素、それがBMWの人気を長く支えているのだろう。
それを感じさせるBMWの名車たちを、ぜひとも「今」手に入れてほしい。
シルキーシックスと賞賛されたエンジンをもつ635CSiや、初代のM3(E30)はもはや絶命危惧種寸前である。比較的リーズナブルに手に入る2000年以降のBMWにも、その直6エンジンの遺伝子を受け継いだモデルがあるし、コンパクトなのにFRにこだわった1シリーズ、SUVなのにスポーツカーのように走るSUVもある。
BMWを手に入れる。それは輸入車の定番車を手に入れる安心感と、車好きをとりこにする味の濃い個性、その両方を手にすることなのである。
文/編集部、写真/デレック槇島、イラスト/あべ あつし
関連記事リンク(外部サイト)
日刊カーセンサーは、中古車だけでなく新型車やドライブ、カーグッズ、レース&イベントなど幅広いジャンルの情報・ニュースをお届けするエンタメ系自動車サイトです。面白くて役に立つネタを全力で配信しています。
ウェブサイト: http://www.carsensor.net/contents/
TwitterID: carsensor
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。