知らないと損をする英会話術(27):一瞬でネイティブになれるイギリス流“Tea”の使い方

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紅茶の国・イギリス

イギリスは言わずとしれた紅茶の国。人口が約6,600万人のイギリスでは、季節を問わず毎日1億杯の紅茶が飲まれているそうです。そのため、イギリスでは、紅茶は飲み物を通り越した生活必需品、そして文化を形成する大事なもののひとつとも言え、日常会話の中でもTeaを使った表現が生活の一部として使われています。

Tea time って何時のこと?

一日の食事を一般的にはBreakfast(朝食)、Lunch(昼食)、Dinner(夕食)と呼びます。これに加え、イギリスでは多くの人がBreakfast(朝食)、Dinner(昼食)、Tea(夕食)と言います。

これは、Dinnerが「サンドイッチなどではない、温かいしっかりとした食事」と言う意味で、イギリスでは昼食時に一日のメインとなる食事をすることが多かったことに由来しています。昼食であっても学校の給食はSchool Dinner 、日曜日のお昼に食べるローストをSunday Dinner と呼びます。

Teaは「軽食、食事」という意味で使うこともでき、イギリスでは、夕食時に食べる軽食を指します。では、Tea timeとは何時のこと? Tea timeは日本人の感覚だと「午後の紅茶の時間だから、午後3〜4時?」と想像しがちですが、イギリスでは早めの夕食時(午後5〜6時ごろ)を指します。

Tea is ready! は「ごはんですよ!」

日本語でも主食のお米(ごはん)がとても重要で「ごはん=食事」というように使われるように、イギリスでももっとも大切な飲食にかかわるアイテムであるTeaは食事という意味でも使われます。そのため、ホームスティ先のホストファミリーから“Tea is ready!”と呼ばれてダイニングに行ってみたら紅茶ではなく、夕食が待っていたなんてことはよく聞く話です。

ちなみにこのTea=軽食は、アメリカでは通じないものの、オーストラリアやニュージーランドでは一般的に使われています。

やんわり断るときに使うNot my cup of tea

もうひとつ、知っていると便利なのはMy cup of tea(私好み)という表現です。イギリスではひとりひとり決まった紅茶の飲み方があり、お気に入りの紅茶のブランドだけでなく、濃いめが好き、ミルクたっぷりめ、砂糖の分量などそれぞれ好みがはっきりしています。そのため、My cup of teaで「自分好み」という意味になります。

イギリスでは特に自分の趣味に合わないもの、興味のないことを勧められた際、やんわり断るときにこのMy cup of teaをよく使います。

例)Karaoke is not my cup of tea. (カラオケはあんまり好きではない。)
Running is not my cup of tea.(走るのはちょっと・・・。)

ダイレクトにI don’t like it. (好きではない)というよりはやんわりと伝えることができる便利な表現です。 また、似ているものとしては、以下のふたつが使えると便利なフレーズです。

I am not keen.(私は夢中ではない。)
It is not my favourite.(お気に入りではない。)

紅茶の国イギリスならではのTeaに関する重要フレーズ

いかに紅茶がイギリスでは生活の一部として深く根付いているかがよくわかるTeaにまつわるフレーズをご紹介しました。イギリス人やオーストラリア人と話す機会があったらぜひ使ってみてくださいね!

[All Photos by Shutterstock.com]
参照 https://www.tea.co.uk/

 

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