日本は「安全な国ではない」? 元刑事が知ってほしいと明かす防犯の知識

日本は「安全な国ではない」? 元刑事が知ってほしいと明かす防犯の知識

緊急事態宣言が解除され、経済も少しずつ戻りつつある日本。

しかし、経済は大きな打撃を受けており、閉店や倒産などの言葉もニュースやSNSでよく耳にするようになりました。

これから気を付けなければならないのが、経済の悪化による治安の悪化や犯罪の増加の可能性です。

たとえば、振り込め詐欺・フィッシング詐欺・代引き詐欺・カードのすり替え・ひったくり・押し入り強盗・空き巣など…金や金目のものを狙ったものから、女性や子どもを狙った卑劣な性犯罪、あおり運転なども。

犯罪は、あなたの日常を、一瞬で壊します。

生きている限り、犯罪被害にあう可能性はゼロではありません。

たしかに、「日本は安全大国だ」といわれていた時代はありました。

でも、今の日本の現状はどうか――。

「元刑事としてのカンはこういいます。今の日本は危険だ、と」

元埼玉県警捜査一課刑事の佐々木成三さんはこう指摘します。

日本が危険な理由として、「私は平気、関係ない」「犯罪なんて、私には心配無用」と過信している人が多いこともあるそうです。

犯罪者は、社会に潜み、ターゲットを虎視眈々と狙っています。新手の犯罪もどんどん生まれています。一瞬の隙が命取りになることがあります。

このような時代、自分の身は自分で守らなければなりません。

私たちを取り巻く社会の実情を知り、正しい知識を持ち、危機管理意識を持つこと。それが、今、求められています。

■家にいても部屋に侵入されて…

たとえば、家にいても空き巣にはいられる、という認識はありますか?

入浴中。あなたは、玄関や窓、ベランダなど部屋中のカギを締めていますか? ゆったり入浴を楽しんでいる間に、部屋に侵入され、現金やクレジットカードなど金目のものを盗られてしまった、という事案もあるそうです。

また、私は高層マンションに住んでいるし、オートロックがあるから安全。と思っている方、いらっしゃいませんか?

そのような認識は今すぐ捨て去ったほうがよさそうです。

泥棒は「共連れ」を狙います。これが実は非常に危険。そして意外に多い事案なのだそうです。

マンション入り口のオートロックを開錠するときは、まわりを必ず確認してください。一緒に入ろうと狙っている人はいませんか? 泥棒が一度中に入ると、カギがかかっていないドアを片っ端から調べます。そして、一戸侵入されてしまうと、そこから、ベランダ越しに隣、その隣、と侵入されてしまうのです。

これらの犯罪は知っていれば、防ぐことができます。

■知識を得て、防犯に取り組もう

佐々木さんが勤務していた捜査一課は、刑事事件の殺人や傷害、強盗、性犯罪など凶悪犯罪を扱う部署。佐々木さん曰く、刑事の仕事で最もつらかったのは、事件の被害者やその家族に接することだったそうです。事件に向き合えば向き合うほど、自分の無力さに心が痛んだといいます。なぜなら、少しでも知識があれば、未然に防げたであろう事件が少なくなかったと言います。そして、今、佐々木さんは、犯罪を取り締まることより、犯罪を防ぐための活動をしています。

その活動の一環として著したのが、『あなたとあなたの大切な人を守る 捜査一課式防犯BOOK』(アスコム刊)です。元刑事として、子どもからシニアまで、女性も男性も、ひとり暮らしの方も家族で住んでいる方も、みんなが知っておきたい防犯テクニックを一冊にまとめました。ふんだんなイラスト入りで読みやすく、楽しく防犯知識が身につきます。

知識は、防犯になる。さまざまな犯罪現場に赴き、また、犯人にじかに接してきた元捜査一課刑事だからこそわかる、防犯テクニック。みなさんの、そして、みなさんの大切な人を守るため、この本でチェックしてみてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)

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