ファティ・アキン監督が“地元”の殺人鬼を描く『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』6月リリース 無修正本編を収録[ホラー通信]
『ソウル・キッチン』『女は二度決断する』のファティ・アキン監督が、70年代ドイツに実在した連続殺人犯を映画化した『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』。2月に劇場公開された本作が6月17日(水)よりデジタル先行配信、7月15日(水)にブルーレイ・DVDが発売される。
今回の配信・ブルーレイ・DVDは無修正版本編を収録。ブルーレイとDVDの特典映像には、数々の写真とアートワークを収録したアートギャラリーと予告編を収録予定。
フリッツ・ホンカは、敗戦がまだ尾を引く70年代のドイツ・ハンブルクで娼婦を4人殺害。その死体を自身の住む屋根裏部屋に隠していたことから事件が発覚し、逮捕された。ハンブルクで生まれ育ったファティ・アキン監督にとっては、馴染み深い“地元の殺人鬼”であったという。
本作では、自堕落で人間味のあるホンカの日常をユーモラスに描きながら、ホンカの起こした凄惨な事件を目を覆いたくなるほど生々しく描写する。夜な夜な寂しい男と女が集るバー“ゴールデン・グローブ”で酒をあおるホンカ。彼がカウンターに座る女に声を掛けても、いつも顔をしかめられるだけ。一見、無害そうに見える彼の狂気に気づく常連客は誰ひとりいなかった。
ホンカを演じたのは、当時の実年齢よりも20歳若い俳優ヨナス・ダスラー。特殊メイクを施し、外見も実際のホンカに近付いたダスラーは、幼稚さの残るホンカの人間性と狂気を見事に演じている。
『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』
2020年6月17日 配信先行開始
7月15日ブルーレイ・DVD発売&レンタル開始
提供:ビターズ・エンド
発売元・販売元:ポニーキャニオン
(C) 2019 bombero international GmbH&Co. KG/Pathe Films S.A.S./Warner Bros. Entertainment GmbH
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