猫かぶっているのがバレたけど……　『三白眼ちゃんは伝えたい。』みよちゃんとあまね兄のお弁当の話が心に沁みる

2020/05/19 06:00 ふじいりょうエンタメ

pixivコミック月例賞受賞作で、現在『ガンガンpixiv』の『三白眼ちゃんは伝えたい。』。作者の空翔俊介さん（@syunsuke1009）がTwitterで発表した『小さな恋のお話。』では、水野あまねの親友のひとり、滝谷みよと、あまねの2つ上の兄で鳶職をしている弘之のお話になっています。

小さな恋のお話。 2/2 pic.twitter.com/a9v6clrbs9— 空翔俊介✨三白眼①〜③巻発売中✨ (@syunsuke1009) May 18, 2020

ある日、弘之に「あまね達の前と俺との前では喋り方が違うのはなんでですか？」と聞かれたみよちゃん。「猫かぶっているのがバレた」とぷくーっとなります（かわいい）。

「うち、あまね達のように女の子らしくないので、少しでも女の子らしくできたらって、そう思ってて、少しでもいい風に思われたくて」というみよちゃんに、「……俺は女の人の気持ちがよくわかりません」という弘之。「こんな風に喋ってくれる子が妹達くらいで、学校でも男友達ばっかで女子とは全然。だから今なんて言ったらいいかわかりません」と続けます。

「でも、お弁当美味しいです」という弘之に目を見開くみよちゃん。弘之は「女の子らしいってのがどういうものかわかりませんが、このからあげ美味しいです。俺にはこんなの作れません。作る努力をしてこなかったから当たり前ですが、でもみよさんのお弁当は美味しい。きっと凄い努力をしたんだと思います。だから俺はらしいとからしくないとか関係なく素敵に思います」と言います。

「つまりみよさんはみよさんで凄い素敵なので、飾る必要がないって事で…えっとー……いい風に思われたいって思わなくても、もういい風に思われてて？　…なんかよくわからなくなってきました」とからあげにパクつく弘之。「あ、の、おっ、お弁当そんなに美味しいですか」と聞いて「すげー美味しいです」と返されたみよちゃん。「ちょっとだけ自分に自信がもてた」と顔を赤くします。