「バベル~愛と復讐の螺旋(らせん)~」パク・シフ オフィシャルインタビュー

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「バベル~愛と復讐の螺旋(らせん)~」パク・シフ オフィシャルインタビュー

 
 
「バベル~愛と復讐の螺旋(らせん)~」に出演した感想をお聞かせください
パク・シフ:最初に台本を見た時、とても内容に惹かれ、没入して読みました。一番大事なことですよね。ストーリーが面白く、またウヒョクというキャラクターがとても魅力的だと思いました。このような愛憎劇に出演するのは初めてで期待も大きかったですし、19禁ドラマも初めてで、視聴者の方々に僕の様々な面を見ていただけると思って、演じてみたいと思いました。
 
台本を読んだときの印象は?
パク・シフ:第一印象は男らしいドラマだと思いました。僕がいままで主に出演してきたロマンチックコメディーとは全然違います。そして激情メロドラマなので、どんなふうに役作りをしていこうかと、興味が湧きました。ありがたいことに視聴者にも好評で、演じたかいがありました。
 
この作品をひと言で表現すると?
パク・シフ:いろいろな要素が含まれていると思いますが、「衝撃的だ」という言葉が一番ぴったりきますね。
 
ミステリーというジャンルに挑戦した感想は?
パク・シフ:初挑戦のジャンルなので、とても面白そうだと思いました。それからまた19禁ドラマということで好奇心も抱きました。さらに今回は素晴らしい監督や俳優陣とご一緒できたおかげで、クオリティーが高く、映画のようなドラマに仕上がったと思います。本当にやりがいがありました。
 
演じたチャ・ウヒョクについて教えてください。
パク・シフ:ウヒョクはひたすら復讐のために生きてきた男です。それから、ウヒョクは聡明で検事なのに、とても気さくなんです。見た目通りの好人物であるところにも魅力を感じます。
 
ウヒョクは仲間からも一目置かれる存在でした。前作「ラブリー・スター・ラブリー」のユ・フィリップと違う点は?
パク・シフ:ウヒョクは人望があり、周囲の人々はいつも彼を信じて応援してくれます。前作で演じたユ・フィリップは、トップスターで自己中心的で、周りの人に要求ばかりしています(笑)。ですがウヒョクの場合は反対で、周囲がいつも心配し、世話を焼き、温かく包もうとしてくれる。そういう点が違いますね。
 
序盤からキスシーンがあり話題になりましたね?
パク・シフ:撮影開始初日と2日目にキスシーンを撮りました。ウヒョクとヒロインのハン・ジョンウォンが階段でキスするシーンだったのですが、チャン・ヒジンさんと打ち解ける前だったので気まずかったですね(笑)。普通は中盤を過ぎて、相手役の人と打ち解けてから撮るので気恥ずかしくて…。ですがおかげで親しくなれました。だから序盤からヒジンさんと演技の息も合い、リラックスできました。
 
ラブシーンの見どころは?
パク・シフ:今までのドラマではお見せできなかったような、激しいメロドラマです。19禁というのがポイントですね。激しいメロドラマであり、ミステリーです。皆さんどうぞご期待ください!
 
胸キュンしたシーンは?
パク・シフ:胸キュンというか、最初のキスシーンは思いがけない展開でインパクトがありましたね。だから、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけるシーンになっていると思います。

「バベル」が今まで出演した作品と違う点は?
パク・シフ:本作はキスシーンがとても多くて、僕は監督に「日本で放送する時はキスシーンを少し編集して減らしたほうがいいんじゃない?」と冗談を言ったくらいです(笑)。それから、この作品はメロドラマでもありますが、少し男性的で重厚な部分があります。映画のような雰囲気のドラマなんです。なので視聴者の方々には、今まで僕が出演してきたドラマとは違う雰囲気を感じていただけるんじゃないかと思います。撮影や照明など、大勢の映画製作スタッフが参加していて、とても高いクオリティーに仕上がったので、出演してよかったと思っています。
 
チャン・ヒジンさんとの共演について
パク・シフ:ヒジンさんはとてもいい人です。僕はこの作品で初めて彼女に会ったんですが、テレビ等で見る姿よりも実物のほうがもっと美人でしたね。そして、一緒にいるとすごく楽な気持ちになれるんです。だから、今回の撮影では自然に息が合いました。彼女は気配りもできて、おかげで最後まで楽しく撮影に臨むことができました。
 
コサングループの3兄弟とのエピソードは?
パク・シフ:まずソン・ジェヒさんについてお話しすると、彼は気品があって近寄りがたい人かと思いきや、撮影現場では天使のように心遣いがこまやかで礼儀正しく、それでいてカリスマ性がある人でした。それからキム・ジフンさんですが、彼は本当に魅力的な俳優だと感じました。悪役も見事にハマっていて、僕自身がこの作品を見てものめり込んでしまうほどでした。悪役であっても魅力的に見せることが可能なんだということを体現してくれました。それからチャン・シニョンさんはジェヒさん同様、天使のような人です。気遣いができて忍耐力があり、撮影現場で待ち時間が長くても不満を漏らすこともなく、いつも笑って明るくふるまっていました。こうして見ると、みんなあんな財閥一家には見えませんね(笑)。現場での姿は本当に仲のいい3兄弟という感じでした。この作品の出演者は皆さんいい人でした。役者の間に不協和音が生じることもなく、みんな楽しく撮影に臨んでいましたね。
 
シン・ヒョンスクを演じたキム・ヘスクさんについて
パク・シフ:シン・ヒョンスクはかなりの悪役ですよね。ヘスクさんいわく、撮影に臨みながらカタルシスを感じていたそうです。「ここまでの悪役は初めて」「魅力的な役柄だ」そう周囲に話していました。ヘスクさんは本当に楽しく撮影に臨んでいたようで、十分な睡眠時間を取れない中でもつらそうなそぶりすら見せないんです。そんな点に驚き、また見習うべきだと思いました。印象深かったシーンは刑務所で最後に2人で話すシーンです。意外な結末なんですが、泣き叫ぶヘスクさんの演技が鳥肌が立つほど印象的でした。ものすごく重要なシーンですので、視聴者の皆さんもぜひ期待してご覧ください。
 
ドラマの中ではとても怖い印象でしたが実際のキム・ヘスクさんは?
パク・シフ:ヘスクさんが演技している時は本当に怖いです。僕と対立するシーンの演技では息がピッタリだったので、ドラマを観ると本当に怖く見えると思います。ですが実際にはとても物腰が柔らかく、後輩にアドバイスしたり冗談も言ったりします。演技もすばらしく、学ぶべき点が多い先輩です。
 
演じる役が私生活に影響を及ぼすことは?
パク・シフ:今回それを痛感しました。前作の時は「バラエティーに出演しろ」なんて言われたんです(笑)。僕は面白かったみたいですね。「おとなしいと思ったら愉快だった」とよく言われました。本作では役にのめり込んでいたせいか「前作と比べて性格も変わったな」と撮影に臨みながら自分自身でも感じていました。役によって実際の性格まで変わるのは意外でした。性格は変わらないと思っていたのですが、演じる役に似るんですね。
 
日本のみなさんへメッセージ
パク・シフ:僕が出演した「バベル」というドラマは、大人向けの激しいメロドラマです。立派なスタッフや俳優たちが意気投合して作った上質なドラマです。まるで映画のようで、皆さんも気に入ってくださると思います。ぜひ「バベル」を応援してください。ありがとうございます。

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