この人は何が言いたいのだろうか?w

この人は何が言いたいのだろうか?w

今回はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。

この人は何が言いたいのだろうか?w

遂に発表された新しいiPhone。
各方面から怒涛のように、特に英語のサイトでは鬼のようにこの新機種に関するレビューが出てきていますが、評価は概ね客観的で、発表された事実を正しく冷静に伝えているものが多いように思います。

幾つかの記事を読んでみましたが、その中でも目を引くのは今後のアップルの売上と株価への期待値がどうなっていくかでした。

その評価も殆どがものすごいポジティブで株価のターゲットが再三再四引き上げられているにもかかわらず、更に上向きに再修正されました。しかも、市場終了後の動向はまさにそれを反映したような急激な株価の再上昇が起きているようです。

さて、そんな中に迷い猫のように登場してきたこの女性レポーターのiPhone5評論コメント

「非常に」申し訳ないのですが、今回、節穴とはどういう物なのか参考として残すためにここに登場していただく事にしました。

マイナビってウェブサイトはこんな人にも金を払って原稿を書いてもらってるんでしょうから(要するに職業として売文してもらっている筈なんですが)ちょっと先行きが心配です。(笑)

もう、この人の頭の中ではiPhone5と比較する対象というのは他のアンドロイド機のスペックそのものなんですね、、、。この人の頭の中は未だ昭和の薫りのするスペック厨みたいです。

携帯電話のように「常に肌身離さず」持ち歩くもので最も重要視されるのは、そのちょっとした「使用感・使い勝手」の差と周辺のシステムとのシームレスな連携であるはずなのにこの論評は最も大切なそこらあたりに一切触れずにまさしく「スルー」というビックラなものです。

曰く、、、

だが、画面サイズは4インチと従来機種よりも大きくなったものの、解像度は1136×640ドット。Androidスマートフォンの最新機種で多く採用されているHDサイズには対応していない。端的にいえば、画面サイズを縦に少し大きくしただけだ。加えて、従来機種に最適化されたアプリを使用する際には上下に黒帯が入るため、ユーザーの恩恵は限定的、とも言えるだろう。

曰く、

プロセッサーは新たに「A6」を搭載し、処理速度は進化したが、プロセッサーがデュアルコアであるかクアッドコアであるかは明かされていない。また、バッテリー容量なども明らかになっていない。

曰く、

カメラ機能では、パノラマ撮影と動画撮影中の写真撮影に対応した以外は「iPhone4S」から大きな進化はなく、画素数も8メガピクセルのままだ。 そのほかの大きなトピックとしては、コネクターの小型化と新開発のヘッドホンが標準搭載されることが挙げられるが、期待が高かったNFCやFelicaなどの非接触ICの搭載は見送られている。さまざまな機器にも採用されているmicro USBケーブルで接続でき、NFCやFelicaに対応した端末が多いAndroidスマートフォンと比較すると、これらのトピックは大きなアドバンテージにはならないだろう。

曰く、

Appleのティム・クックCEOは、「iPhoneが登場してから最大の出来事」と語るが、競合となるAndroidスマートフォンがひしめく中で、iPhone5がこれまでのようにヒット商品になるだろうか? 画面サイズが4インチになったものの、すでにスマートフォン市場では動画などが見やすいという理由から大型化の流れにあり、4インチというサイズにそれほどのインパクトはない。同様に、LTE対応についても、すでにAndroidスマートフォンでは珍しいことではなく、一歩遅れている印象だ。

曰く、

筆者の主観であるがデザイン面では、やはりAppleらしさを感じさせるものとなっているが、スペック面ではAndroidスマートフォンの標準的な最新端末と比較しても「並んだ」ことはあっても、「超えた」と感じさせる要素はなく、大きな驚きは感じなかった。マーケットシェアで見ると、世界市場の4-6月ではiPhoneの対抗製品となるGALAXYシリーズを提供するSamsung Electronicsのシェアが32.6%であり、Appleの16.9%を上回っている。加えて、SamsungのLTEの分野での競争にも注目したい(現状ではSamsungがAppleを凌ぐ多くの特許を持っている)。

iPhone5は従来モデルと同様に、これまで通り多くのヒットを維持できるか?

とどめは

iPhoneキラーの代表格「GALAXY S III」をはじめとする、多くのライバル製品たちとの今後の戦いに注目したいところだ。

ギャラクシーという猿真似電話は「ライバル」だったんですね!初めて知りました。サムスンから金でも貰ったか?w突っ込みどころはそれこそ「満艦飾の様相」を呈しているのですが、もう敢えて一々書きません。内容の外し具合と残念ぶりは読めば余りにも自明なので、、、。本人には敢えて何も言わないほうが良いかと。

ご本人がこの中で自ら書き込んでいる論理の矛盾に気づかないところが少し可哀想でもあります。「スペック面ではAndroidスマートフォンの標準的な最新端末と比較しても「並んだ」ことはあっても、「超えた」と感じさせる要素はなく、大きな驚きは感じなかった。」と後半には書いておきながら、途中の「Androidスマートフォンがひしめく中で、iPhone 5がこれまでのようにヒット商品になるだろうか? 」というところは、まさに自己矛盾そのものなんですが、、、。

要するにこの人がこういう原稿で分析を行なって書かないといけないことは、実際にはアップルという会社のスマートフォンは「決して」スペック的には他の会社のように何かを飛び抜けて目新しいものを採用をしたことが無い「結構どころかかなりの」保守的な会社だという事実、そしてそれにもかかわらず「何故」多額のプレミアムを払ってでも多くの携帯のキャリアが必死になってこの電話の販売権を獲得することに躍起となっているかという事実の裏側にある理由を提示することでしょ。違いますかね。???

更に売文で飯食ってるならせめて先進国数カ国分のスマートフォン販売数におけるそのOS別内訳の再提示と各会社がそこからかき集めている純粋な営業利益がどれほどの効率で(販売数量の比と営業利益の比)達成されているかという位の基本的なデータは最低でも提示してよね、と言うお話。(これらの比較データは既にウェブ上で大量に出回ってます。)これらの収益を上げる効率という点に関してはサムスンも「とっくに」白旗上げて降伏文書に調印してるんですが、、、。

データも無しでお話進めるとか君は低レベルの文系ですか?文系でも、ある一定以上のレベルの論文を書こうと思えば、詳細かつ大量の比較対象用にデータは必要でしょうが?
ソフトパワーの時代の21世紀に、日本という井戸の中からのミクロの視点で世界を見ていると、どっかの巨大電器・電機各社のように会社を畳む寸前の状況が今後あなた自身に訪れないとも限りませんよ~。物事を正しく見るのは「業界のセンモンカさん」にも難しいようで。ましてやそれが出来る人材を会社が選ぶのは。w

さあ、この評論家さんが書いた「売れるか?予想」このiPhone5の売れ行きを見て10月のアップルの決算期にもまだサイトのリンクが残っているかどうか見てみましょうかね。書き換えられないように魚拓*も残しておかなくては。

*:『ウェブ魚拓』
http://megalodon.jp/2012-0914-0424-01/news.mynavi.jp/articles/2012/09/13/iphone5_01/index.html

追記:本日このような記事が出ていました。w 要するに韓国目線だったのかな?

「iPhone5」 期待以上の革新なく=韓国業界聯合ニュース 9月13日(木)20時22分配信【ソウル聯合ニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000039-yonh-kr

韓国の御同業のセンモンカさん方の論評はともかく、サムスンの中の人達は今頃マッツァオな顔してると思うんだけど、如何でしょうか。

執筆: この記事はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。

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