映画化もされた『僕だけがいない街』を徹底解説!異色のサイコ・タイムループミステリー!

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映画化もされた『僕だけがいない街』を徹底解説!異色のサイコ・タイムループミステリー!

『僕だけがいない街』は、三部けい原作のSFミステリー作品。ヤングエースに掲載されていた漫画で、アニメ化は当然、映画化ドラマ化と、再三メディアミックスされている人気作品です。特殊能力を有する主人公を渦巻く、とある事件を追った物語。そんな通称”僕街”の各作品を比較すると共に徹底解説します!

『僕だけがいない街』について

2012年6月4日から2016年3月4日までの期間に、KADOKAWAから発行されている漫画雑誌ヤングエースで連載されていたミステリー作品。
作者は三部けいで、単行本は全9巻。
小説版もありますが、今回は映像化されている3作品に着目して紹介していきます。
原作である漫画は、物語の本筋となるのは1巻から8巻で完結。
9巻は番外編となり、メインキャラクターとなる4人の登場人物に注目したストーリーが展開されています。
いわゆる、この物語を各登場人物の視点で振り返った答え合わせの様なもの。
象徴的な名場面となるシーンを、本編では描かれなかった登場人物の視点で異なる側面から描写しているのが特徴です。
この作品が、ここまでメディアミックスを仕切りにされている大きな理由としては、大筋となるのはサイコ・ミステリーとなる、ある事件を中心に追っていくもので、犯人の異常さも鮮明に描いているもの。
しかしこの作品の肝は、タイムループが巧妙に絡んでくるSF設定。
主人公の藤沼悟が持つ特殊能力”リヴァイバル”と呼んでいるタイムループ現象。
この”リヴァイバル”は、自分で操る事ができないというのも大きな特徴です。
そんな、複雑なミステリーですが、読めば読むほどに癖になっていくミステリー作品、それが『僕だけがいない街』という作品です。
さらには、実写映画版 、アニメ版、ドラマ版と全て結末が違うというのもこの作品が常に人気である理由のひとつです。
その3つの作品を、徹底比較していきます。

『僕だけがいない街』のあらすじ

映画化もされた『僕だけがいない街』を徹底解説!異色のサイコ・タイムループミステリー!

https://bokumachi-anime.com/assets/img/story/thumb/02/01.jpg

主人公は藤沼悟。
彼はアラサーで、売れない漫画家でピザの宅配のバイトをしながら生活をしている男性。
彼には人には言えない秘密が、特殊能力を有していた。
それが目の前で起きる人が生き死にに関する何かが起きると、その直前に舞い戻るというタイムリープだ。
藤沼悟は、それを”リヴァイバル”と呼び、深く踏み込まずに卒なく事件を未然に防いでいた。
自分にとってマイナスであっても、誰かを助ければプラス。
それでプラマイゼロ、藤沼悟は昔から、そうやって無難に生きてきたのだ。
悟は、ある日バイトの最中でトラックの運転手が心不全を起こし事故を起こす中で、子供が巻き込まれてしまうという事件を防いでいた。
それをバイト仲間の片桐 愛梨が目撃し、深く知り合うことになっていく。
そして2度目のリヴァイバルで、母親が何かを目撃し、殺害されてしまう。
その結果、母親殺害の犯人にされてしまった悟は、3度目のリヴァイバルに、小学生時代へとタイムリープする。
母親を救う為、藤沼悟の戦いが始まる!

映画版について

『僕だけがいない街』の実写映画化は、かなり早い段階で製作が決定し撮影に入っていました。
その影響は物語の構成に大きく反映し、原作とはまるで違う異なる結末を迎えています。
原作が、2016年3月に完結を迎え、映画もその同時期に公開していて、大きく話題になっていた作品です。
監督は、『ROOKIES〜卒業〜』などを手掛けている平川雄一朗で、最新作は『約束のネバーランド』と、漫画原作の話題作を軒並み手掛ける実力派です。
主演は、藤沼悟役を藤原竜也、片桐愛梨役を有村架純、母親を石田ゆり子が務めるなど、キャスト陣も豪華な面々が集うのも、映画らしいキャスティングです。

映画ならではの展開

映画化もされた『僕だけがいない街』を徹底解説!異色のサイコ・タイムループミステリー!

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映画という尺の関係上、ほとんどの細かい部分はカットされているのが特徴です。
原作では、とても細かく描写されていた犯人のパートも映画版ではほぼゼロです。
なので藤沼悟の”リヴァイバル”の対となる犯人の能力、”蜘蛛の糸”などの描写もありません。
そして犯人への辿りつき方も、大幅にカットされていて最終対決への部分も大きく省かれています。
映画版では、ここの展開が大きな批判を浴びる要因にもなってしまいますが…
原作を知っていると尚のこと、仕方ない事情というしかありません。
ラストの最終対決から結末は衝撃の展開となっており、映画独自のオリジナルストーリーが特徴で、いわゆるバッドエンドになっている作品です。

アニメ版について

2016年1月8日より、3月25日までフジテレビのノイタミナ枠で放映されていた、アニメ版『僕だけがいない街』。
主人公藤沼悟の大人時代を満島真之介、小学生時代を土屋太鳳が務めているなど、豪華なキャスティングが話題となっていました。
しかも、女優は俳優が声優を務めているとは思えないほどに、キャラクターとマッチしているなど高い評価を得ています。
そしてこのアニメ版も、ほとんど原作に忠実ながら結末は大きく異なるのが特徴。
原作が漫画だけあって、イメージ通りに進む展開ながらも”リヴァイバル”の描写などアニメならではの演出がとても素晴らしい作品です。

アニメならではの展開

映画化もされた『僕だけがいない街』を徹底解説!異色のサイコ・タイムループミステリー!

https://bokumachi-anime.com/assets/img/keyword/04/catch2.jpg

アニメもラストの犯人との対決方法が原作とも、映画とも異なります。
このアニメ版の結末も、独自の展開となるオリジナルストーリーです。
小学生時代のエピソードを中心にしたストーリーで、より深くより詳しく描いているのも大きな特徴。
なので、原作には登場しない細かい描写がたくさん差し込まれています。
主な場面では、片桐愛梨の母親との描写など。
愛梨が悟のことを深く信じているなどふたりの絆を描き、原作以上に仲間や友人との関係性を強かったのは、アニメ特有の描写のひとつです。
このアニメ版も原作完結前に製作が始まっているので結末が大きく異なり、2度目の昏睡は省かれています。
犯人と相対する描写も大きく異なり、結末のつき方もアニメオリジナル展開で、仲間・友達をフューチャーするストーリーが特徴です。

ドラマ版について

『僕だけがいない街』の映像化において、ダントツに評価が高いのがこのNETFLIX製作によるドラマ版です。
NETFLIX側のオファーは、ドラマというよりも長編映画の様に作って欲しいとのことで、監督は下山天が務める。
下山天は、映画の他にテレビドラマ、ミュージックビデオなど様々な映像制作を行うクリエイター。
撮影においては、アメリカのNETFLIX側が立ち会うなど、とにかくクオリティ重視で製作されています。
原作同様に、ドラマでも北海道ロケが行われるなど、細かい部分にも徹底して製作が行われているのは、このドラマ版の大きな特徴です。
内容においても、原作に忠実に行うなど漫画に限りなく近いストーリーになっているのが、NETFLIX版の評価が高い理由でもあります。

ドラマ版ならではの展開

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ドラマ版では、ほとんどが原作に忠実に作られていて、ほぼ漫画の通りに展開していきます。
しかし犯人についてのハムスターのエピソードなどは省かれてい他、極々細かい部分しか変更点はありません。
普段のドラマとは思えない規模で、原作通りに決着がついている点など映画やアニメ版では実現できなかった、忠実な結末がこのドラマ版ならではの展開です。
いろんな媒体でこの『僕だけがいない街』ガセ作されている中で、最もクオリティ、内容共に充実したものになっているので、観るならばこのNETFLIX版が断然おすすめです。
サイコスリラー、ミステリー、など重厚なストーリーが見応え抜群な作品となっています。
映画、アニメ、ドラマ、どれもそれぞれに魅力があるので、ぜひ視聴してみてはいかがでしょうか?


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