ニューヨークで「マスク」がトレンドに!ハンドメイドの手ぬぐいマスクが大人気
アメリカ人がマスクをつける日
マスク好きのアジア系と違い、アメリカ人はマスクが苦手でした。ニューヨークでマスクをしている人は、歯医者かお医者様など医療関係者くらいで、ストリートで見かけることは、ほぼありませんでした。アメリカ人の知人が言う「マスクをしている人=伝染病患者に思えて怖い」が多くのアメリカ人を代表する意見だったのです。
ところが、新型コロナウイルスの噂が1月末から流れ始めて、2月にもなると、ドラッグストアや薬局の商品棚からマスクが消え失せました。もともとマスクの需要が少なかったアメリカで、急にマスクを買い求める人が増えたためです。どこのドラッグストアや薬局で聞いても、「ソールドアウト(品切れ)で、入荷も未定」とのこと。それでも2月後半から3月初旬までは、マスクをかけているのは中国系や韓国系、日系、インド系などのアジア人だけでした。日系や韓国系の女性は、アジア人に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が怖くて、マスクを着用するのを恐れていました。
3月7日クオモNY州知事が、新型コロナウイルスの感染拡大(NY州で感染者76名)を受けて、ニューヨーク市を含む州全域に「非常事態宣言」を出しました。それ以降、いつ買っていたの?と思うほど、各人種がさまざまなマスクを着用し始めたのです。
NY市長から「マスク着用」のお達しが出た
その後ニューヨーク市はシャットダウンとなり、外出禁止へ。4月2日にデブラシオNY市長から、下記のような「マスク着用」のお達しが出ました。
Face Coverings(外出時に鼻と口を覆うこと)について
ニューヨーク市では、新型コロナウイルスに感染していても自覚症状のない人が感染を広げている可能性があるとして、健康な人であっても外出時には紙や布で鼻と口を覆い、他者とは一定の距離(約2m)を保つこと。鼻と口を覆うものは、マスクに限らずスカーフやバンダナ、紙でも良く、洗えるものは毎日洗濯をして、乾いたものを使用する。医療関係者が使用する医療用マスクについては、医療資材が不足しているため、一般人は使用を控えて欲しい。
Face Coverings: Frequently Asked Questions-NYC Health
https://www1.nyc.gov/assets/doh/downloads/pdf/imm/covid-19-face-covering-faq.pdf
今やマスクは、NYのトレンドアイテムになった
4月4日現在、10万人を超える新型コロナウイルスの感染者がいるニューヨークでは、市長も推奨するマスクは、トレンドのアイテム。人種、性別、マスクの好き嫌いを問わず、着用必須です。
ニューヨーク在住の手芸作家が作る、ハンドメイドのマスク
そんなトレンドのアイテムですが、マスク嫌いの筆者も「おおお」と思った、気分のアガるマスクをご紹介しますね。
ニューヨーク在住の日本人手芸作家Hirokoさんのハンドメイドのマスクは、なんと手ぬぐいでできております。和風テイストを取り入れ、カッティングにも工夫を凝らして、オシャレです。しかも木綿のやさしい肌触りが、ホッとさせてくれます。洗って使えるのも、嬉しいですね。
NY市長もきっと太鼓判を押してくれることでしょう。
レディース向け
レディース向けからご紹介しましょう。とはいっても、もちろんメンズがつけたって問題ありませんよ。
人気の「にゃんこ」柄。筆者も欲しかったのですが、あっというまにソールドアウト。残念。
こちらも、「にゃんこ」柄ですが、テイストが違います。ちょっとモダンな感じ。これから、耳にかける紐がついて完成。オーダーが混み合っていて、生産が追いついてないようです。
和風のものなど、違う柄4点。筆者は右下の「金魚」柄がお気に入り。
大胆な花柄と、メルヘンチックな模様。
椿のハッキリした柄も素敵。
今年は外出禁止令のため、セントラルパークにお花見へ行けないので、桜柄でお花見気分を味わうのも良さそうです。
上はあまり目立つものをつけたくない方向け。下の野菜柄は、スーパーマーケットに買い物に行くときに。
メンズ向け
メンズ向けもありますよ。レディースがつけても、もちろん素敵です。
なんとも粋なお鮨の柄。食い意地の張った筆者は、右下のお鮨が特に好き。
サムライテイスト。上のお鮨柄もそうですが、アメリカ人に人気が出そうです。
購入!
金魚柄のマスクを買いました。透き通った水中で、金魚がゆらゆら揺れています。
裏を見てください。こちらも凝っています。ちょっとジンときてしまいました。
ハンドメイドのマスクが、送料込み(アメリカ国内のみ)で1枚10ドルという、激安価格。素材は木綿なので、洗って清潔に使えます。希望者はこちらまで。残念ながら日本には郵送していませんが、アメリカにお住いの方はぜひどうぞ。ハンドメイドで量産できないので、お待ちいただくことがありますが、ご承知ください。
マスク特有の「カッコ悪い」「怪しくなる」「気持ちが落ちる」「かわいくない」が吹っ飛ぶ、愛しくなるマスク。医療用マスクではないので、ご承知の上、ご購入ください。筆者は紙製のマスクの上につけて、着用しています。
[Photos by Hiroko(複数マスクの写真) & Hideyuki Tatebayashi(マスク1枚の写真)] Do not use images without permission.
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