地上波初放送!「ULTRAMAN」ついに始まる
日本が世界に誇る「ウルトラマン」シリーズ。2019年4月よりNetflixで世界独占配信され、Netflixで2019年に日本で最も観られたアニメ作品1位に選ばれた「ULTRAMAN」。熱狂的な人気を集め、異例の速さで既にシーズン2の制作が決定している話題作。Netflix 限定の配信だったが、この春ついにテレビで地上波初放送がスタートする。
モーションキャプチャーによるリアルな表情や動作、閃光・爆炎・土煙に包まれた中でのダイナミックな戦いまで、全て3DCGアニメーションで描き、「誰も見たことのないウルトラマン」を目指した新時代のウルトラマン。不朽のヒーロー作品「ウルトラマン」を題材に描く漫画「ULTRAMAN」(清水栄一×下口智裕)が原作で、物語はウルトラマンが地球を去ったその後の世界が舞台。自分が驚異的な身体能力を持っていることを自覚していた主人公・早田進次郎は、父・早田進がウルトラマンであったこと、そしてウルトラマン無き地球で暗躍する異星人たちの存在を知る。秘密組織として健在していた科学特捜隊の井手が開発した、ウルトラマンスーツを着用できる数少ない適合者であることが判明し、世界の平和を守るため突如「ULTRAMAN」として戦う運命を背負う物語。
このウルトラマン、「特撮」ではなく全編「アニメ」なのである。往年のウルトラマン好きの方たちからすると、ウルトラマン=特撮のイメージが強いと思うのだが、この作品は3DCGアニメーション作品。Netflixで配信された当初、この作品の存在は知っていたのだが、正直全く見る気がしなかった。ウルトラマンが巨大化しないし、何よりも気になったのは、人間が等身大のウルトラマンスーツを着て変身するという設定が好きになれなかった。これは何か違う…ウルトラマン作品として数えたくないと思ってしまった。しかし昨年の春、奇跡的なタイミングでインフルエンザを発症し、数日間の自宅待機となった。無料で見れるなら第1話だけ見てみるかと思い、「ULTRAMAN」の世界を覗いてみた。一話だけのつもりだったが、完全に画面から離れることが出来なくなった…!え?最近のアニメこんな凄いの?が率直な感想だった。最新の映像技術により、従来の特撮ウルトラマン作品では描くことが出来なかったスピード感のあるアクションが、モーションキャプチャーを使っているためものすごくリアルに描かれている。そしてスーツを着て変身するウルトラマン、これが実にカッコよかったのである。ウルトラマンスーツ転送完了後(変身後)に、胸のカラータイマーが輝き、初代ウルトラマンの変身音(日本国民なら誰もが一度は聞いたことのあるアレ)が聞こえた瞬間、全身ゾワッと震え、自然と口角が上がり、目がギラギラした。その日のうちに全13話を通しで完走し、その数日後には、有楽町マルイで開催された「ULTRAMAN展」に行き、写真を撮りまくり、オリジナルグッズをウルトラ大人買いした。完全に新しいウルトラマンに出会ってしまった気がした。特撮モノがアニメ化することに嫌悪感を抱いていた自分が恥ずかしい限り。この作品に出会っていなかったら間違いなく一生後悔していたに違いないと確信。そんなアニメ「ULTRAMAN」が2020年4月ついに地上波での放送が始まる。本当に「誰も見たことのないウルトラマン」。あなたの持っているウルトラマンの世界が新しくなる!
最後は誰もが間違いなくこの春からアニメ「ULTRAMAN」を見たくなってしまうシーンをご紹介。物語の序盤で、主人公の早田進次郎がスタジアムで宿敵と戦うシーンでのワンシーン、主人公が初めてウルトラスーツを装着して、あの必殺技を放つ瞬間である。往年のファンたちの心をグッと掴む卑怯なくらい最高の演出、思わず涙が出てしまった…!
敵が光弾にパワーを溜め始め絶体絶命の大ピンチ!
井出さん「進次郎くん!!」進次郎「井出さん!?」井出さん「左手首のコネクタに、右手首の制御ユニットを接続するんだ!!」進次郎「左手首のコネクタに、右手首の制御ユニット…もしかしてこれって!?」井出さん「ああ…そうだよ進次郎くん、スペシウム光線だ!!」敵「ジェア!」光弾ポイー進次郎「当たれええええええええーー!!!」光線チュイイイイイイイイン
【放送日程】TOKYO MX:2020年4月12日より毎週日曜23:00~BS11:2020年4月14日より毎週火曜24:30~
(Written by 山岸悠也)
【Nicheee!編集部のイチオシ】
・ウルトラマンの“シュワッチ”は誰の声?
・武田薬品とウルトラマンの意外な関係性
・朝7時から放送するには内容が濃すぎた?異色な設定の特撮番組
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