驚くべき「ししゃも」の効果効能

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驚くべき「ししゃも」の効果効能

 今回はししゃもについて書いていきます。

ししゃもは頭からしっぽまで丸ごと食べられる魚なので、その栄養価も高いと言われています。DHAにEPA、カルシウムなどありがたい栄養素がたくさん含まれています。

漢字では「柳葉魚」と書き、その名前のとおり柳の葉のようにすらりとしたボディが特徴的です。

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【ししゃもの効果効能】

・カルシウム・マグネシウム
骨や歯の健康を保つことに欠かせない、カルシウムと共にマグネシウムの摂取も大切です。

ししゃもには、カルシウム、マグネシウムどちらも含まれていて骨の強化に最適な食材です。カルシウムの摂取量が不足すると、血液等の軟組織が不足しないように、骨の中のカルシウムが溶けだし骨粗鬆症になりやすくなります。

また、カルシウムの吸収は、リンの過剰摂取で疎外されやすくなります。このリンは加工食品などに多く含まれていて、現代人の食生活ではカルシウムとリンのバランスが崩れやすくなっており、意識して摂取しなければいけません。

ただし、カルシウムは体内への吸収率が低いので、他の食材と合わせて吸収率を高める工夫が必要です。

・DHA、EPA
ししゃもをはじめ、魚介類の脂には、DHA・EPAという脂肪酸が多く含まれています。脂と聞くと、あまり良いイメージをもたない方が多いかもしれません。

ですが、DHA・EPAには、血液をサラサラにしたり、コレステロールや中性脂肪を下げる効果があるといわれています。生活習慣病予防に効果的な、注目すべき成分です。なお、DHAは、魚の目に多く含まれています。

普通の魚だと、あまり食べる機会が無い部位ですが、ししゃもの場合は、丸ごと頭から食べれますので、DHAをムダなく摂ることができます。

また、悪玉コレステロール、中性脂肪を減らして血液をサラサラにし、動脈硬化、高血圧を予防します。さらに鉄を含み、貧血の防止の効果もあります。

さらに、ししゃものEPA、DHAはアレルギーを促進する酵素を阻害し、アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそくなどのアレルギー症状の、慢性気管支炎の改善にも効果があると言われています。

・コラーゲン
プチプチとした食感が魅力的な子持ちししゃも。あの卵には、コラーゲンがたっぷり詰まっています。また、強い抗酸化作用をもつセレンも多く、老化の原因となる活性酸素を取り除いてくれます。カロリーも低いので、美容・アンチエイジングにおすすめです。

ししゃもには、ビタミンE、ビタミンB2、ナイアシンが含まれています。ビタミンEは、その抗酸化作用から、細胞の老化の防止作用がありアンチエイジング効果が期待できます。

また、ビタミンB2は糖質、たんぱく質、脂質の代謝に関与し、細胞の再生や、エネルギーの生成を促進するため美肌効果、元気が良くなります。ナイアシンは、不足すると肌荒れの原因となります。

・アルツハイマー型認知症の予防効果
EPA、DHAを投与することで、計算や、判断力といった認知機能の改善が見られたという研究報告があります。

アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が死んで委縮する病気ですが、DHAは神経細胞を修復する作用があり、残りの神経細胞の働きをサポートします。そのためししゃもにも含まれる、DHA、EPAはアルツハイマーの治療に大きな期待を持たれています。

・記憶力、学習能力、判断力の向上
ししゃもに含まれるDHAは脳を構成する脳細胞の膜に存在し、記憶や学習にかかわる海馬という所に多く存在しています。海馬のDHAの量が多いほど頭が良いと言われており、脳の栄養素と言われています。脳には、血液脳関門というものがあり、外部から有害なものをはいってこれないようになっていますが、DHAは通過することが可能で神経伝達物質の量を増やし、情報伝達の能力を向上させます。

DHAは神経細胞の発育を活性化させ記憶、学習能力が向上するため、成長期の子供に与えると学習能力、集中力の向上につながります。

・精神を安定させる
DHAの摂取により、攻撃性が収まり、精神安定効果があったという研究報告があります。

EPAはうつ病やイライラを緩和させる作用があり、うつ病の薬と共に、EPAの摂取をした患者の方がうつ状態の改善に、より効果があるという研究結果も出ています。

さらししゃもにはカルシウムも多く含まれ、神経鎮静作用があります。

・筋肉の働きを調整
筋肉の収縮は、筋肉の細胞にカルシウムが入ることによっておこります。そしてマグネシウムは、この働きを調整します。マグネシウムが不足すると、筋肉の収縮が上手く行かず、痙攣や、イライラなどの神経症状を引き起こします。さらに、心疾患の不整脈を起こすこともあります。

また、マグネシウムやカルシウムは代謝にかかわる約300種類以上の酵素の働きを助ける作用があります。カルシウムと、マグネシウムのバランスが健康維持には非常に大切なのですが、現代の日本人の食生活では、カルシウムが不足気味な傾向がある為、カルシウムの多く含まれる魚や乳製品は、むしろ気を付けてとるようにしたい食品です。

・視力を回復する
ししゃものDHAは眼にとても大切です。人間の眼の網膜に含まれる脂肪酸の約40パーセントをDHAが占めています。DHAの摂取で、近視の改善や、動体視力の改善効果があります。

・抗炎症作用、免疫力の強化
ししゃもには、ビタミンB2が含まれ、口内炎や、肌荒れの改善効果があります。ビタミンEは、その抗酸化性から、免疫力を強化し感染症にかかりにくくします。EPAにも抗炎症作用、免疫食強化作用があります。

[文:meilong スタッフ]

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

石川美絵

大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。

世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。

千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。


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