「ダイドーブレンド」が発売37年目の挑戦「缶コーヒーの価値を改めて伝えたい」

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ダイドー

飲料メーカー、ダイドードリンコ株式会社が、37年の歴史を持つ缶コーヒー「ダイドーブレンド」をリニューアル。新CMキャラクターに俳優の役所広司さんが起用され、21日東京・品川にて商品戦略&CM発表会が行われました。

「ダイドーブレンド」は、1975年の発売以来、長年親しまれてきた缶コーヒー。コーヒーの麻袋をイメージした背景にグリーンとオレンジのラインが入った缶のデザインは“缶コーヒーと言えばコレ”と連想するほどお馴染みですよね。

そんな「ダイドーブレンド」が、「ブレンド」の価値を改めて世の中に発信するために商品をリニューアル。ダイドーの缶コーヒーへのこだわりを「Blend is Beautiful.」というメッセージにこめ、新CMを制作しました。

2011年に行った調査によると「缶コーヒーを飲まなくなった主な理由」に関して、最も多かったのが「美味しくない」というもの。以降も「味が好みに合わなくなった」「自分たちのライフスタイルに合わない」「体に悪いものが入ってそう」と続いています。

香りが無くて、甘ったるくてベタベタしている。何を隠そう筆者も、缶コーヒーに対してそういった印象を抱いていました。缶コーヒーのヘビーユーザーにむけた調査で「飲みたい理想の缶コーヒー」については「豊かで複雑な味わい」「最適なブランド」を求める声が多く、低価格の缶コーヒーであったとしても「美味しくなければ飲まない」と消費者の意識も変化している様です。

ダイドー

ダイドードリンコ株式会社、取締役副社長の高松氏は「競合製品のTVCMは、派手さやインパクトばかりを大切にし、重要な缶コーヒーの価値は伝えられていない」と話し、「ダイドーブレンド」は「具体的な商品の特徴や効果」を大切に、「Blend is Beautiful.」というメッセージを掲げ、「ダイドーブレンド」ブランドを「今後3年以内に、缶コーヒー業界3位の地位を確保したい」と意気込みを明らかにしました。

9月3日より放送開始予定の新生「ダイドーブレンド」のCMは、モノクロのヴィジュアルに、力強い音楽とコピーをのせたシンプルかつ特徴的な仕上がり。アメリカ文学を代表する小説家ヘミングウェイと、モダンジャズの帝王、トランペット奏者のマイルス・デイヴィスを起用した、非常に骨太でシックな映像となっています。

ダイドーブレンド

同じく、9月3日より放送開始予定の「ダイドーブレンド ブレンド微糖」の新CMでは、役所さんがコーヒーが大好きな“大同教授”になりきり、コーヒーの美味しさを伝えます。「ダイドーブレンド ブレンド微糖」に使用されている豆の生産地である、コロンビア、タンザニア、ベトナム、ブラジル、グアテマラ5ヶ国を巡る「世界が混ざり合う」編では、ちょっとした旅行気分を味わうことが出来ます。役所さんは、「ダイドーブレンド ブレンド微糖」を実際に飲んだ感想を「甘さのキレがよく、スッキリとして飲みやすい」と絶賛。

また、新CM発表会には、フードアナリストやチーズプロフェッショナルといった資格を持ち、食についてこだわりを持つ眞鍋かをりさんがスペシャルゲストとして登場。

ダイドーブレンド

家では豆からひき、外では缶コーヒーやカフェで楽しみ、一日3、4杯は飲むというコーヒー好きだそうですが、「ダイドーブレンド ブレンド微糖」を一口飲んで、「私はコクがあって、でも甘すぎなくてスッキリしていているコーヒーが好きというワガママなユーザーなのですが、まさにピッタリの味です」と、その美味しさに感動していました。

缶コーヒーは男性のイメージが強い飲み物ですが、筆者もいただいて飲んでみたところ、本当に甘さ控えめでくどくなく、「缶コーヒーって進化しているんだなあ」としみじみ感心してしまいました。男性はもちろん、コーヒーショップのコーヒーをテイクアウトするのが日常、という女性にこそ一度試してみて欲しい味わいです。

「ダイドーブレンド ブレンドコーヒー」「ダイドーブレンド ブレンド微糖」「ダイドーブレンド ブレンド砂糖ゼロ」「ダイドーブレンド ブレンドラテ」は、すべて9月3日より全国のコンビニエンスストア、自動販売機などで発売スタート。希望小売価格は120円です。

Blend is Beautiful. | ダイドーブレンド
http://blend.dydo.co.jp/bib/

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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