帰りたくない! 中国人観光客が入管へ殺到しビザの延長を求める しかし無慈悲に帰国させられる「ある地域」出身の人たち

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帰りたくない! 中国人観光客が入管へ殺到しビザの延長を求める しかし無慈悲に帰国させられる「ある地域」出身の人たち

 
今、タイ北部の観光地チェンマイでは入国管理警察署に連日大勢の中国人観光客が詰めかけています。新型コロナウイルスの感染が拡大する母国中国に帰国したくないからです。
 
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チェンマイは中国人に人気の観光地です。今年1月下旬の春節(旧正月)の連休中には、中国政府の海外団体旅行販売禁止措置の影響で例年に比べると激減したものの、それでも中国人観光客がやって来ていました。
その中国人観光客らの多くが帰国する段階になって、中国へ戻らずチェンマイに留まりたいと希望したのです。理由は母国で感染が拡大する新型コロナウイルスを恐れているためです。
そこで日本の出入国在留管理局に当たるチェンマイの入国管理警察署では、2月上旬に中国人観光客向けに「新型コロナウイルス流行により影響を受けた中国籍者サポートセンター」を開設。ビザ延長手続きの便宜提供をスタートしています。
同センターには連日200-300人の中国人観光客が訪れ、順番を待つ光景が見られます。中国の大学に留学中のチェンマイ出身タイ人女性は、大学の休みを利用して一時帰国したところ新型コロナウイルスの影響で中国に戻れなくなったため、同センターで中国人観光客への通訳ボランティアに従事。
彼女の話によると、同センターへビザ手続きに訪れる中国人観光客のほとんどは帰国を希望せずチェンマイへの滞在継続を望んでいるそうです。
 
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中国人観光客が同センターでビザ延長申請書を提出すると中国領事部の許可の違いで、人によって1回につき15日または30日間の延長許可が出ています。
チェンマイ入国管理警察署がビザ延長申請に許可を出しているのは武漢以外の地から訪れた中国籍の者のみで、武漢出身者には延長許可を出していません。今までに延長申請に訪れた武漢出身者50人は、写真撮影と記録を取った後に全員が中国に帰国させられています。
思い返せば2011年の東日本大震災の際、放射能を恐れて西日本や海外に移住する人が多くいました。中国人観光客も同じ心境なのかもしれません。(取材・文◎赤熊賢)
 
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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