正解が見いだしにくいが調整する価値アリ! バイクのプリロード調整方法

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正解が見いだしにくいが調整する価値アリ! バイクのプリロード調整方法

ショックユニットのバネを縮めている強さ “プリロード”を調整してみよう!

ショックユニットのプリロード(イニシャル)調整。このプリロードをひと言で解説すると“ショックユニットのバネを縮めている強さ”のこと。これは車体に取り付けてバイクの重さやライダーの体重で縮む強さではなく、ショックユニット単体の状態で縮められている強さのことだ。なんだか難しそうだけど、要はあらかじめ強めに縮められている方がバネの反力も増すため重量物に適しており、反対に弱く縮めると軽量物に適した特性になるということ。ちょっとハードルは高めだけど、せっかく調整機構が付いているのだからぜひチャレンジしてみよう。

プリロード説明
最初からバネを縮めてショックに取り付けておけば、強いバネの反力を使うことができる。この縮める幅を変えることでさまざまな力や重量に適した調整ができるようになっているのだ
プリロード説明
プリロードを強めるとバネの反力が強い部分を使うことになるので、またがったときの沈み込みが少なくなる。そのためサスペンションが硬く、車高が高いと感じるようになる。反対にプリロードを弱めて足着き性を改善するという方法もあるけれど、ガツンと底突きしやすくなるので弱めすぎには注意すること

標準値は、平均的な体格のライダーの体重が基準となっている

64kg+50kg=114kg
タンデム時:64kg+50kg=114kg → 標準値より重いのでプリロードを強めに
50kg
軽いライダー:50kg → 標準値より軽いのでプリロードを弱めに

出荷時に設定されているプリロードの標準値は、平均的な体格のライダーの体重を基準とした設定になっている。そのため、タンデム時や重量物を積載しているときは標準値よりも強めに、軽いライダーが1人で乗るときは弱めにするのが一般的だ。

使用する工具


フックレンチ
調整には通常、フックレンチと呼ばれる専用の工具を使用。ほとんどの車種は車載工具の中に含まれており、本記事の例として取りあげたMT-25の車載工具にも写真のような分割型のフックレンチが入っている

1. 作業の前に

分割型フックレンチ
作業の前にフックレンチを用意。MT-25の車載工具に入っていたモノは分割型なので、写真のパーツを差し込んで使用する

2. 溝にひっかけてフックレンチを回す

フックレンチを回す
バネの下側に調整用の溝があるので、その溝にひっかけてフックレンチを回す。モノショックモデルは総じて難易度が高めだけど、MT‐25はとくに作業クリアランスが少なく、かなり調整は難しい部類に入るだろう

ツインショックはアクセスしやすい

ツインショックはアクセスしやすい
モノショックに比べてツインショックモデルはアクセスが容易で調整もしやすいというメリットがある。このとき、左右の設定を同じにすることを忘れずに

※工具の扱いや調整に自信がない方は、バイクショップなどに相談することをおすすめします。

劇的には変化しないけれど、調整する価値アリ

プリロード調整はここまでに紹介したパートと異なり、やや機構が複雑で具体的な調整目安がない。もちろんライダーの体重や荷物の重量によって変更すればいいのだけれど、ライダーの乗り方によってそれが正解だと言い切れない部分もあるのだ。ただし、調整をすることでわずかな違いを感じることはできるハズだし、たいていのモデルに備えられている調整機構なので、いろいろと試してみるのもいいだろう。ちなみに純正のプリロードアジャスターならば、恐怖を感じるほど極端に特性が変化することはないので、その点の心配は無用だ。

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