MoriXとサンミュージック、指紋認証ICカードで次世代のエンタメを創出する

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生体認証システムやICカード関連機器などの開発・製造・販売を行う株式会社MoriX(モリックス)と、総合芸能事務所のサンミュージックプロダクションは、指紋認証ICカードを用いた次世代エンターテインメントサービスの開発に向けた実証実験を実施することで合意した。

さまざまなメリット

両社は、モリックス開発の指紋認証機能付きのICカード「MoriXカード」を活用し、コンサートや各種イベントの新たな運営方法の開発を目指した実証実験の実施に合意。

「MoriXカード」を各種イベントの入退場時にカードリーダーにかざすだけで、利用者の本人確認などの手間が省かれ、スムーズな入退場ができるという。ユーザーが事前登録した指紋情報を暗号化し、ICカード内に格納するため、本人確認の際にサーバーを介すことがなく、指紋情報を盗まれる心配がないのも強みだ。

また、運営側は、チケット予約や入退場において既存システムを活用できるため、システムの大幅な改修なしで指紋認証の仕組みを導入できるという。同カードを活用したスムーズな入退場により、スタッフおよびイベント運営費の削減へとつながっていく。

さらに、同カードはチケットと購入者を確実に紐づけるため、2019年6月14日に施行された「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」(チケット不正転売禁止法)遵守に寄与するようだ。

今後の展開は……

「MoriXカード」は、登録した指紋の特徴を独自のアルゴリズムに基づき暗号化したデータを認証に使用し、指紋そのもののイメージデータを記録しないというのが特徴である。登録した指をカードに置くと1秒以内に認証が完了し、他人誤認率は8万分の1以上の精度を誇る。

また、センサーの薄さは0.18ミリメートルで消費電力は10ミリアンペアと世界最高水準の性能を備え、金融カードとして国際標準規格をクリアしているのだ。

2020年4月には、企業や官公庁で利用可能な同カードの販売を予定している。機密情報などを扱う部署への入退室管理、社員のPCへのログオンやアクセス権を厳格に管理できるという。また、2020年春に海外の大手カードブランドの製品認定を受け、2020年半ばには新型クレジットカードの量産を開始するとのこと。

今後はモビリティ領域でのスマートキーや公的機関向けのカード、各種セキュリティーカードとしての導入を目指し、業界各社との共同開発を進めていくようだ。モリックスは2020年度中に決済カードを含め、国内外で数百万枚のカード販売を目標としている。

個人認証はあらゆる場面で重要だが、その方法はさまざまだ。情報漏えいの心配がなく、よりスマートに認証してくれる同カードは、医療、保育、役所などあらゆる場所での手続きをストレスフリーにしてくれ、さらには人手不足問題の解決にも貢献するかもしれない。

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