パナソニック、10bit 4K/60p内部記録対応のビデオカメラ2モデルを3月19日に発売

access_time create folderデジタル・IT
パナソニック、10bit 4K/60p内部記録対応のビデオカメラ2モデルを3月19日に発売

海外では先行して発表されていた10bit 4K/60p記録に対応するビデオカメラ2モデルが日本でも正式発表され、3月19日に発売されることになった。海外モデルにはNDI|HX(IPを利用したライブビデオ制作ワークフロー支援プロトコル)に対応したモデルもラインナップされていたが、日本での導入は見送られている。
発売されるのはハンドルとSDI端子を搭載する上位の「HC-X2000」と、ハンドルは別売りでSDI端子を搭載しない「HC-X1500」の2モデル。ただしX1500専用アクセサリーのハンドルユニット「VW-HU1」を別途購入すれば、SDI端子以外は同機能にすることもできる(3月19日同日発売)。


 
 
 
 
 
 
▲パナソニック デジタル4Kビデオカメラ HC-X2000(色:ブラック)


 
 
 
 
▲パナソニック デジタル4Kビデオカメラ HC-X1500(色:ブラック)

▲パナソニック ハンドルユニット VW-HU1

◆主な仕様

品番
HC-X2000
HC-X1500
価格
オープン価格
(市場想定26.5万円前後)
オープン価格
(市場想定20万円前後)
SDI出力

×
(オプション対応:別売ハンドルユニットVW-HU1必要、オープン価格:市場想定4万円前後)
XLR端子

LEDライト
〇(調光機能付き、約5000K)
ハンドル
〇(着脱可能)
発売予定日
2020年3月19日
4K/60p撮影モード
10bit / 4:2:0 / 200Mbps / HEVC Long GOP / MOV
10bit / 4:2:0 / 100Mbps / HEVC Long GOP / MP4
8bit / 4:2:0 / 150Mbps / H.264 Long GOP / MOV
Log 撮影
×
HLG(HDR)撮影
×
センサー
1/2.5型CMOS
総画素数
857万画素
焦点距離(35mm判換算)
25 – 600 mm(光学24倍)
SDダブルスロット
記録機能
リレー記録:2つのスロットをリレーして長時間記録が可能に。ただしメディア切り換わり時に音声が最大で約1秒間途切れる
サイマル記録:同じデータを両方のスロットで記録する
バックグラウンド記録:片方のSDカードで常時記録し、もう片方では必要なシーンだけ録画・停止を繰り返して記録できる(MOV/FHD設定時のみ)
液晶モニター
3.5インチ / 約276万画素 / 静電式タッチパネル
*ファインダーと同時表示可能
ビューファインダー
約155万画素 / チルト機能 / アイカップ
*液晶モニターと同時表示可能
NDフィルター
〇(CLR、1/4、1/16、1/64)
付属バッテリー連続撮影
4時間55分(4K/30p記録時) / 4時間35分(4K/60p記録時)
本体サイズ
ハンドルなし:幅129×高さ93×奥行220mm
ハンドル装着時:幅129×高さ159×奥行220mm
質量
ハンドルなし:1.2kg
ハンドル装着時:1.5kg

◆製品の特徴

ジャンルとしては業務用の小型ビデオカメラとなり、ソニーZ90、NX80やキヤノンXF405/XF400などと同じ市場ニーズを狙った製品。XLR端子とマイクホルダー付きのハンドルを備え、SDI端子のある・なしを選べるほか、小型ながらマニュアル撮影機能を充実させ、テレビ制作のディレクターや撮影にこだわるハイアマチュア向けビデオカメラとして仕様を練っているところも共通。パナソニックではこの製品で、ソニーが牽引しているこの市場へ新たに攻め込む形となる。
X2000とX1500の優位点は4K/60p撮影に対応するだけでなく、4K時でも10bitの内部記録を選択できる点。これはLUMIXの技術を結集した新しいエンジン「Venusエンジン」を搭載することで可能になった。カラーサンプリングは4:2:0になるものの、放送向けの納品記録仕様としては適したものになっている。
10bit記録というとカラーグレーディング用に採用した仕様だと思われがちだが、残念ながらLogやHLG記録には対応していないので、そもそもそういう用途を想定していないようだ。1型センサーを採用するソニーやキヤノンとは異なり、センサーは1/2.5インチと小判なので、ダイナミックレンジは稼ぎにくいのかもしれない。
レンズは広角25mmから600mm(35mm判換算)の光学24倍ズームを実現し、ハンドルには光量調整が可能なLEDライトを搭載している点も特徴。光量(1m)は平均約300ルクス、拡散フィルター使用時(1m)で平均約70ルクス。色温度は約5000K(フィルター装着時は約4600K)と固定となる。
ディレクターに持たせて撮影しても、できるだけ失敗しないようにオート機能にも力を入れている。AFでは顔検出に加え、色追尾に対応する「4KハイプレシジョンAF」を搭載するほか、スムーズな手ブレ補正を可能にする「5軸ハイブリッド手ブレ補正+ボールO.I.S.」を採用する。
マニュアル機能としてはレンズ鏡筒部分にはフォーカスリングと、ズーム(標準)/アイリス/AEのいずれかを割り当てられる2リングを採用。またメニュー操作用のプッシュ式のダイヤルをレンズ鏡筒の付け根部分に備え、撮影しながらの設定変更にも対応しやすいようなっている。液晶モニターとビューファインダーの同時表示が可能な点はプロのカメラマンにも喜ばれそうだ(ソニーのZ90/NX80は非対応)。
その他、FHD時最大120fpsのスロー撮影(10bit、AF対応、クロップなし)、48kHz/24bitの音声記録(業界仕様としてはハイレゾに入る)、別売りの他社製IRライト使用時の赤外線記録、業務用スマホアプリ「HC-ROP」からのワイヤレス(Wi-Fi)制御、Wi-Fiによるライブストリーミング配信(対応プロトコル:RTSP/RTP/RTMP/RTMPS)など、豊富な機能を搭載する。
仕様を見て気付く注意点は、SDカードのダブルスロットを利用した記録方式について。まず、1枚目のメディアがいっぱいになったら自動的に2枚目に切り換えて継続記録する「リレー記録」。これまでは、リレー記録というと「ファイルはシームレスにつながるもの」という認識だったが、この2モデルではメディアが切り換わる時に音声が最大で約1秒間途切れてしまうという。また、片方のカードでは撮りっぱなしにして、もう片方で撮影ON/OFF記録する「バックグラウンド記録(ソニーではバックアップ記録)」が利用できるのはFHD撮影モード時(MOV)に限られ、4K設定時は利用できないこと。
ボディを見る機会があったが、本体のおよそ半分がバッテリーで占められていた。付属の大容量バッテリー(AG-VBR59、5900mAh)を装着してもボディから飛び出すことはなく、すっきり。三脚に装着したままのバッテリー交換も可能だそうだ。液晶モニターの表示も綺麗だった。画質については現在テストをお願いしているところなでの、近日中に公開予定。

◆製品紹介ページ

パナソニック デジタルビデオカメラ HC-X2000
https://panasonic.jp/dvc/products/x2000.html
パナソニック デジタルビデオカメラ HC-X1500
https://panasonic.jp/dvc/products/x1500.html

関連記事リンク(外部サイト)

春日太一×奥山和由×武正晴の刊行記念トークイベントが3月6日(金)、本屋 B&Bで開催
LANDSCAPE主催のTILTA製品体験イベントが2月21日に開催。鈴木祐介さんの特別セミナーも同時開催
ニコン、大口径超広角単焦点レンズ『NIKKOR Z 20mm f/1.8 S』、 高倍率ズームレンズ『NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR』を発売

access_time create folderデジタル・IT
local_offer
ビデオSALON

ビデオSALON

ビデオSALON.webは、月刊「ビデオSALON」がお届けする映像制作のための情報マガジンです。 映像制作に関連する、最新情報、機材ニュース、レポートなどをイチ早くご紹介します!

ウェブサイト: https://videosalon.jp/

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

人魚Days
ガジェ通制作ライブ
→ガジェ通制作生放送一覧