ツイッタートレンドに『東京オリンピック中止』が 新型コロナウィルス対策は「夏までには収束していくのでは」という見方も

ツイッタートレンドに『東京オリンピック中止』が 新型コロナウィルス対策は「夏までには収束していくのでは」という見方も

 
中国湖北省武漢市を封鎖に追い込み、オーストラリア、台湾、日本等に拡大する新型コロナウイルス肺炎について、日本時間で1月31日未明に世界保健機関(WHO)はスイスのジュネーブで緊急委員会を開き、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と宣言しました。感染拡大防止には国際的な協力態勢が必要と判断しつつも、現時点では中国への渡航や貿易の制限などは必要ないとしています。
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新型コロナウイルスに効く抗ウイルス薬やワクチンは今のところないようです。インフルエンザウイルスのような検査キットもありません。武漢からの観光客を乗せたバスの運転手、バスガイドの発症に加えて、京都では中国人留学生の発症が報じられました。
武漢からチャーター機で帰国した日本人二名が検査を拒んでいたようですが、潜伏期間の存在や批判報道で検査を受けるように改心した旨も報じられました。不安を煽る偽情報が蔓延しているのも今回のウイルスの特徴かもしれません。
新型コロナウイルスが蔓延したら、東京オリンピックが中止になるという噂でTwitterのトレンドに「オリンピック中止」が入りました。三名の医師に取材しました。
――東京オリンピック中止の可能性はあるのでしょうか。
「正直なところ、ウイルスの変異は誰にも予想がつかないので、断言はできません。今後ウイルスの毒性が増し、死亡率が高くなったりしたときにはオリンピックは中止をせざるを得ない状況になっているかもしれません。
ただ、ウイルスは全般的に乾燥している空気で広まりやすいので、今後春、夏にかけて湿度はあがってきますので、現在行っているウイルス対策も効果があればオリンピックまでには収束していくのではないでしょうか」(佐藤昭裕医師 東京医科大学病院 感染制御部・感染症科、KARADA内科クリニック院長)
――ウィルスにはどのような特性があるのでしょうか。
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「ウイルスは、至極平たく言うと、柔軟に形を変えて生き残っていこうとします。なので、特定の薬やワクチンなどを作りにくく、対策が立てにくい。21世紀は人類とウイルスとの戦い…とさえ言われています」(大澤隆之 医師、公衆衛生学修士、株式会社D-solution CCO)
――特に新型コロナウイルスの特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
「新型コロナウイルス肺炎は感染力の強さが一番の問題だと思います。インフルエンザと同様に飛沫感染と接触感染によりヒトからヒトへ感染するため、非常に感染が拡大しやすいのです」(山川貴史医師 内科専門医、LSクリニック設立準備室室長)
――武漢からチャーター機で日本人が次々と帰国してますが、どのようにお考えでしょうか。
「帰国前の検査やインフェクションコントロールの対策がどれ程取られていたのか定かではないため、正確な判断はしかねます」(大澤隆之 医師、公衆衛生学修士、株式会社D-solution CCO)
「武漢滞在の日本人の帰国の政府の決断、準備は適切な対応だったと思います。彼らを日本で精査し、治療することはもちろん、人権を守ることが重要です。帰国後のフォローに注目したいです」(山川貴史医師 内科専門医、LSクリニック設立準備室室長)
――メディアの報じ方に問題はありますでしょうか。
「この手の情報は、内容の正確性と、どのタイミングでどのように公表するかの慎重な判断を求められると思います」(大澤隆之 医師、公衆衛生学修士、株式会社D-solution CCO)
「メディアの報道は不安を煽るものが多く、国民のパニックにつながるのではないかと心配です。正確な情報発信と感染対策の普及につながる報道であってほしいです」(山川貴史医師 内科専門医、LSクリニック設立準備室室長)

――我々はどのような生活をすれば良いでしょうか。
「ウイルスという目に見えない対象への対応であり、対応するにも出来ることには限界はある。高齢者など体力の弱っている人は、この件に限らず日ごろから出来る範囲での感染症対策をすることは重要です」(大澤隆之 医師、公衆衛生学修士、株式会社D-solution CCO)
「感染対策を継続することです。新型コロナウイルスにもアルコール消毒や石鹸による手洗いが有効なので、徹底してください。飛沫感染だけでなく接触感染対策もすることが重要です」(山川貴史医師 内科専門医、LSクリニック設立準備室室長)
ドラッグストアやコンビニエンスストア等では、マスクが売り切れる店が続出しています。
「お一人様3個まで」と購入制限をする店も増えている中、不安に駆られて爆買いを強行する外国人も散見されています。予防に留意して、不安な点は早めに医療機関に相談しましょう。(文◎野島茂朗)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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