新型コロナウイルスの感染拡大と同期して根拠のないデマもSNS経由で拡大中 ヤクルトや和牛を食べてウイルスに感染するわけないじゃん
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界中で根拠のないデマのほうもSNS経由で拡大しているようです。
If you spot anything like what's in this picture on social media, do your duty and repeat the NSW Health mantra: *there is no such entity as the "Department of Diseasology Paramatta"* https://t.co/PDBUb2VgDq pic.twitter.com/YGujsoA9yz— Carl Smith (@Carl3Smith) January 28, 2020
https://twitter.com/Carl3Smith/status/1222040743218302976
オーストラリアのニューサウスウェールズ州では、同州保健省がウイルスに感染する可能性のある食品として、中国産米、フォーチュン・クッキー、農心のスナック菓子、ミーゴレン、リプトンのピーチ・アイスティー、ヤクルト、中国製のレッドブル、和牛をリストアップしたというデマが広がっています。
リストアップされた食品をよく見ると、中国、韓国、日本がごちゃまぜです。農心は「辛ラーメン」で有名な韓国の食品メーカーですし、ミーゴレンはインドネシアの料理だし、ヤクルトとか和牛は日本です。フォーチュン・クッキーだけでも、もうデマ確定ですよね。デマ発信元はアジア系に否定的な人なのかなと勘ぐってしまいます。
1/2 @NSWHealth has been made aware of a social media post that is being widely circulated warning people to not consume certain foods or visit certain locations in Sydney. This post has not originated from NSW Health or any related entity… pic.twitter.com/GcvM4aG4ga— NSW Health (@NSWHealth) January 28, 2020
https://twitter.com/NSWHealth/status/1222004811110866945
ニューサウスウェールズ州の保健省は公式Twitterアカウントで、「特定の食品を消費しないよう警告する投稿が拡大していることは認識しています。こうした投稿は当保健省または関係機関が発信したものではありません」ときっぱり否定しています。
また、中国人に対する誹謗・中傷も、ウイルスやデマ同様に拡大しているようです。
Stop eating rats and bats and dogs and cats and learn personal hygiene like how to use a toilet properly and how to wash your hands as a start— [email protected] (@stevensofo) January 26, 2020
https://twitter.com/stevensofo/status/1221572748885090304
「ネズミ、コウモリ、イヌ、ネコを食べるのをやめろ、トイレの正しい使い方や手の洗い方から始めて個人衛生というものを学べ」
デマや誹謗・中傷をSNSでどれだけ拡散しても、コロナウイルスの感染拡大防止にはなんら貢献しないんですけどね。
※画像:Twitterより引用
https://twitter.com/Carl3Smith/status/1222040743218302976
(執筆者: 6PAC)
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