フェイスブックジャパン元代表がクラフトビールを開発 「CRAFT X」クリスタルIPAを飲んでみた
フェイスブックジャパン元代表の長谷川晋氏が代表を務めるMOON-Xが、プロジェクト第1弾としてクラフトビール「CRAFT X」クリスタルIPAの新発売を発表。公式オンラインショップにて1月24日(金)より限定発売を開始しました。
P&G、楽天などを経て、2019年8月末にフェイスブックジャパンの代表を退任していた長谷川氏は、「ブランドとテクノロジーの力で日本のモノづくりの翼になる」というビジョンを掲げMOON-Xを創業。
「モノづくりが得意でも、情報発信が得意ではない企業もある。我々とコラボレーションすることで、世界中に羽ばたかせることができるかもしれない。日本のモノづくりを体現するブランド群を、テクノロジーを活用して世界中に提供していくことで、たくさんの人々の生活を豊かにしたい」と、同社のミッションを述べています。
プロジェクト第1弾としてクラフトビールに着目した理由については「サンフランシスコでクラフトビールの美味しさに衝撃を受けたこと」が原点になっていると語り、CRAFT Xは日本を代表する老舗醸造所の木内酒造とパートナーシップを組みクリスタルIPAを開発。
「ITとクラフトビールを掛け合わせた時の新しい可能性に魅力を感じた」という木内酒造の木内洋一社長は、クリスタルIPAを「いい所どりのビール」と表現。
色はクリアで濁りがないディープゴールドで、泡がきめ細やか。アメリカンホップの香りやフルーティーな味をいかしつつ、それほど苦味の強くない、飲みやすく飲み飽きない味わいに仕上がっています。お肉、魚介類、ピザなどいろんな料理とのペアリングが楽しめそう。
パッケージには葛飾北斎の浮世絵を採用し、エメラルドグリーンの色彩が爽やかさ、華やかな香りを表現。表面には光を受けるとキラキラ輝くような特殊加工が。モノづくりとテクノロジーの融合というブランドビジョンがここからも読み取れますね。
デジタルに強みをもつ同社の取り組みとして、今後はSNS等を通じてユーザーからのフィードバックを解析し、製造方法の改良や新製品の開発に反映していくとしています。
なお販売方法は、月額6960円(税込み)でクリスタルIPAが毎月12本届く、CRAFT X会員プログラムの定期購入のみ。初回注文は2000円引きで、7か月目からは5%OFF。オリジナルグッズのプレゼントや季節限定ビールの先行案内といった会員特典があるそうです。
購入のハードルがやや高く感じますが、これは消費者との継続的な対話によって「一緒にブランドやビジネスを作っていきたい」という長谷川氏の思いを反映したもの。
今後はビールだけでなく、日本のモノづくりを体現する他カテゴリーへの参入も予定しているとのことです。
CRAFT X公式オンラインショップ:
https://www.craft-x-beer.com/
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