ロンドン行き直前! 25人のダンスパフォーマー日本代表“MY BEATS”の合宿におじゃましてきました
5名1組のダンスチームが、オリンピック開催中のロンドンでのパフォーマンスを目指して競い合った、日本コカ・コーラ主催のコンテスト『My Beat Contest』。全国8か所の予選を勝ち抜いた17組から、7月8日にテレビ放送された決勝で5組計25人がもう一つの日本代表としてロンドン行きの切符を手に入れました。25人のパフォーマーは“MY BEATS”というひとつのチームを結成。ロンドンでのパフォーマンスに向けて合宿中とのことなので、練習の模様を取材に行ってきました。
決勝を勝ち抜いたのは、アクロバティックなブレイクダンスが持ち味の“九州男児Jr.”、多彩な空中技が得意な“美姫”、タップダンスチームの“ろんどどんろんマン”、男らしいストリートダンスが持ち味の“MADROCKK”、ジャズダンスをバックグラウンドに持つ“MAX OUT”の5組。『UNIQLOCK』の振り付けで世界三大広告賞を受賞した、振付稼業air:manの監修で世界の舞台を目指します。いい意味で個性がバラバラな25人が、どのようなパフォーマンスを披露してくれるのでしょうか。
ド迫力のパフォーマンス
取材に行ったのは自主練習の時間で、5チームがそれぞれ固まってパート練習や動きのチェックをしていました。よく見ると、あるチームが練習を始めたら、その動きに合わせて別チームが踊ったり、複数チームが混ざって一緒に練習するなど、チームの垣根はなくなってきている様子。最年長チームのMADROCKKがリーダーシップを発揮しているようです。彼らのかけ声で本番のパフォーマンスの通し稽古が始まりました。果たしてどんなパフォーマンスが見られるのでしょうか。
加藤ミリヤさんが歌うロンドンオリンピックのキャンペーンソング『HEART BEAT』の英語バージョンをアレンジした楽曲に合わせてパフォーマンスを開始します。おお……これはスゴい! チーム混合で踊る内容もありますが、それぞれのチームが個性を発揮する見せ場がちゃんと用意されています。
終盤、25人全員がそろったダンスパートに突入。サビの部分で掛け声も入り、すごい迫力です。最後には全員が前に集合して決めポーズ。このパフォーマンスはロンドンっ子も見たらビックリするのでは。
ロンドンに向けての意気込みを一言!
練習後、チームごとにロンドンに向けての意気込みを語ってもらいました。
ろんどどんろんマン:
ムービー予選から予選、決勝、この合宿まで長かったけどみんなで頑張ってきて、25人になって合宿でひとつになってきたので……。落ちちゃった人たちの分まで、日本のみんなの元気を伝えたいです。
MAX OUT:
25人、MY BEATSの一体感がようやく出てきたので、このまま本番まで駆け抜けていきたいと思います。
MADROCKK:
ロンドンでも僕たちの楽しいダンスをカマしたいと思います。
美姫:
お客さんと、この25人全員で、楽しく盛り上げられるようなパフォーマンスをしたいと思います。
九州男児Jr.:
ロンドンではやっぱり、いい経験になるし、勉強になるので、ロンドンの方に元気を贈りたいと思います!
「ダンスのパノラマサーカスができた」 振付稼業air:manインタビュー
振り付けを監修した振付稼業air:manの杉谷一隆さん(以下air:man)にも、メールインタビューさせていただきました。
ガジェ通:個性がバラバラな5組を、どのように1チームにまとめたのでしょうか。苦労した点などエピソードがあれば教えてください。
air:man:個性がバラバラという要素を無理に一つに統制してまとめるのではなく、それぞれの個性を生かした状態で一つのショーを構成するように考えました。
全国で勝ち上がってきたダンス技術などがあるダンサー達なので、元々心配はしておりませんでしたが、唯一の心配事としては、スキルがあるからこその各々のプライドなどにより、みんなで一つの演目を作り上げるためのモチベーションをキープできるかどうか、がありました。そこは回避できたと思います。
また、普段では考えられないぐらいの様々なジャンルのダンサー達が集まったメンバーなので、「ダンスのパノラマサーカス」のような派手なものができたと思います。
ガジェ通:パフォーマー25名は、合宿でどのような成長が見られたでしょうか。
air:man:毎日激しく踊っていたので、体が引き締まってきましたかね(笑)。
この合宿を通して、25人みんなで一つの空間を楽しむ&みんなで合わせるということが大事、ということを理解できたことが大きいと思います。
ガジェ通:日本代表のパフォーマンスとして、振り付けで注目して欲しいポイントは。
air:man:細かい振り付けのポイントというものはありません。日本代表の25人の子供たちが踊るということで、当初のコンセプト通り、「日本の元気を世界に届けたい」ということに首尾一貫してパフォーマンスを創ることができるか、というところに集中しました。
ガジェ通:加藤ミリヤさんとの共演で意識した振り付けがあれば教えてください。
air:man:日本代表DIVAと子供たちの共演というバランス感覚、および配分がポイントになります。
日本の子供たちの笑顔を届けることが、ただ単に加藤ミリヤさんのバックダンサーとなってしまっては、コンセプトからブレてしまう。
「加藤ミリヤwith25名の子供たち」でも「25名の子供たちfeat.加藤ミリヤ」でもいけないので、その配分を一番に考えました。
「加藤ミリヤ&Coca-Cola MY BEATS」のショーケースが、ロンドンの地で世界の皆さんに届くことを期待します。
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インタビューにあるように、“MY BEATS”の25人は、ロンドンの本番で加藤ミリヤさんとの競演を果たします。彼らにとっては、この夏貴重な体験をしてひと回りもふた回りも大きく成長できることでしょう。未来のスターもこの中から現れるかもしれませんね。日本を代表して、ロンドンで頑張ってきてください!
My Beat Contest
http://www.cocacola.jp/happy/cch/olympic/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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