知っておきたい!肩こりの原因・しくみ

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知っておきたい!肩こりの原因・しくみ

『肩コリ』と一言で言いますが…
一般的に私が思う肩コリは、「♪母さんお肩を叩きましょ~♪」と歌いながら叩く所、僧帽筋という筋肉の部分です。この筋肉は腕全体を持ち挙げる時に使いますので腕をたくさん使えば、疲労しますので凝りというかこわばりのようなものは出て当然です。
僧帽筋以外にも、腕全体を持ち挙げる時に使う筋肉がありますので、それらの筋肉が同じように疲労すれば、違った場所の凝りやこわばりとして自覚するはずです。

そんなに使っているつもりは無いんだけど…
筋肉をたくさん使うとは、「たくさん動かす」と考えがちですが、固定するような使い方のほうが筋肉は疲労します。腕を同じ位置に固定する、パソコンを長時間する時などがそうなります。また、重力に対抗して姿勢を保つために使う筋肉(抗重力筋と言います)は、同じ姿勢を保てば疲労しますが、精神的緊張によっても力が入ってしまうことが分かっていますので、一般的に言うストレスからくる肩コリというものもあります。
休んでもコリが取れない理由
疲労して起こるなら、寝たりして休息させれば、腕の筋肉などの他の筋肉同様に肩コリも治るはずです。では、なぜ肩コリは治りづらいのでしょうか。原因はいくつか考えられますが、よく見られるものは以下のような感じです。
1.単純に休息が足りていない、もしくは休息させていない。
そのままですが、回復させるような動作やケアをしなければ、いずれ慢性化してしまい、簡単には肩コリが取れなくなってしまいます。
2.精神的緊張が取れない。
休んでいるつもりでも、精神的緊張がずっと取れなければ、寝ている間も抗重力筋の緊張が緩みづらく、思ったように肩コリが取れません。
3.気になっている所以外の筋肉が緊張している。
腕を動かす筋肉は腕を挙げる筋肉以外に、下げる筋肉もあります。下げる筋肉の緊張が強いと、その緊張に打ち勝つように腕を持ち挙げなければいけません。結果的に、腕を挙げる筋肉を過剰に使うことになり肩コリしやすくなります。
4.筋肉が疲労しやすい状況になっている。
筋肉が正常に緊張したり弛緩するためには、からだのいろいろな機構が正常に稼働している必要があります。ひとつ例を挙げると、もし血液の状態があまりよくないと、筋肉に正常に栄養が送りこめないので容易に疲労する、などです。
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慢性化するパターン
前出の1・2は、比較的単純な原因ですので、コントロールがしやすいです。精神的な緊張は、その内容や状況によって複雑なことも多いですが、理由がはっきりすれば対処方法も比較的はっきりします。
問題は3と4のパターンです。気になっている筋肉以外に原因がある時です。腰痛から肩コリになることもありますし、消化器が弱いと肩コリになりやすかったり、多様です。大きな原因の一つが肩以外にあるので、慢性化しやすいです。
また、たまに見られる現象に、マッサージを過剰にやり過ぎて肩コリになり易くなっている人がいます。人の体は強すぎる刺激を入れ続けると、その刺激に対抗するようになってゆきます。肩周囲の筋肉が強い過ぎる刺激に対抗できるようになってしまい、結果として肩コリにもなり易いし、マッサージをしても治らなくなるということになります。
よく見られる「肩」以外の原因は?
鍼灸師の立場から診ると、腰の問題(腎の問題)、消化器の問題(脾もしくは肝の問題)が、とても多いように感じます。今は、分かり易く書きましたが、実はこれらの問題は、説明しようと思うと複雑です。
※ここで一つ一つ説明してもよいですが、専門的な内容になり易いです。文章がどうしても分かりづらくなると思いますので省略します。
解消法
基本は、筋肉を動かして血行を良くすることと、体を温めることです。必ず皆さんに当てはまる訳ではないので、あくまでも基本と思ってください。筋肉を動かす一番よいのは、「ラジオ体操」です。すぐに思い出せなくても、あの音楽を聞けば大体の人が思い出すでしょう。体を温めるのは、よもぎ茶のようなものを摂って中から温めるのもよいですし、半身浴などで外から温めてもよいです。一番良いのは筋肉を付けて基礎体温を上げることですが、少し根気と時間が必要ですので、うまく組み合わせて使ってください。
治療の適応は?
寝て、起きた時に、寝る前と肩コリの程度があまり変わっていないなら、治療を受けることを考えてみてはどうでしょうか。自己回復力が通常は働くので、寝る前より起きた後の方が肩コリは軽くなっているはずです。もしくは、肩コリがどうしても、しんどい時も治療を考えた方が良いでしょう。どうしたら分からない時には、一度治療を受けて、どうしたら良いか意見を聞くのが手っ取り早いです。
[記事提供:蓬松(ほうしょう)鍼灸治療院 http://houshou-hari.com/]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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