セブンペイの払戻金が7000万円の未払い! 手続きの手順が前代未聞の19ステップ! これはもうロールプレイング状態!!

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セブンペイの払戻金が7000万円の未払い! 手続きの手順が前代未聞の19ステップ! これはもうロールプレイング状態!!

昨年に不正利用が相次ぎ、あえなくサービスを停止することになったセブン-イレブンのスマホ決済サービス「7pay」。サービス終了決定後の2019年10月1日~2020年1月10日にかけて、7pay残高の払戻し手続きがスタートしていました。
しかし、手続きの終了前日となる2020年1月9日に「利用者のうち25万人が手続きを受けてない」と報じられています。そして、その未利用者の総残高はなんと7000万円というからビックリ。
でも、筆者の個人的な感想としては「そりゃそうだろ」と思っています。だって、この手続きがやたら面倒で、ユーザーのことをちゃんと考えているのか疑問なんです。
参考記事:みずほ銀行の“毎月お約束のATM休止”にユーザーは怒りを越した呆れ セブンペイと同じ臭いがするのはナゼ!? | TABLO
 
かつての騒動ではお粗末なセキュリティー意識やトラブル対応などの企業姿勢もろもろが批判されましたが、現在もあまり変わっていないのでは…と思わされました。
ここで改めて、払戻し申出の期間中に7payがユーザーに科した手続きの手順をカンタンにご紹介してみます。手続きは「アプリから」と「専用HPのフォームから」の2種類ありますが、ここでは「アプリから」を選びました。
前段ですが、手続きの手順を紹介したHPに「払戻しのお申出方法は下記の3ステップ」という記載があります。
具体的には、
[STEP1]払戻し申出情報入力
[STEP2]払戻し額・方法確認
[STEP3]払戻し手続き完了
これだけで勘のイイ方は気づいたかもしれませんが、「STEP1」を簡略化しすぎじゃないのかと。実際、ここで書かれている「情報入力」というのがやたら面倒くさいんですね。
払戻し期間中に行うのは「STEP1」だけなので、その作業を上げていきます。
どうか、驚かないでくださいね。
関連記事:ダメだこりゃ… スマホ決済サービス「セブンペイ」不正アクセス事件は調べれば調べるほどアウトな案件 | TABLO
 

【アプリから「7pay払戻し申出フォーム」にアクセス】

[1]アプリを立ち上げてログインする
[2]ホーム画面にある「メニュー」をタップ
[3]メニューから「7pay残高・履歴確認」ボタンをタップ
[4]「重要なお知らせ」をタップして「申出フォーム」のトップに飛ぶ
[5]申出フォームの「利用登録」をタップしてアクセスする

【申出フォームに新規登録する】

[6]「個人情報の取り扱い」に関する記事を読んで「次へ」をタップ
[7]連絡用の「7iDのメアド」「電話番号」「ログインパス」を入力
[8]⑦で入力した情報を確認して「送信」をタップ
[9]⑦で登録したメアドに確認番号が届くので確認する
[10]申出フォームに⑨で届いた番号を入力。そのページにあるIDは自動入力されているので自分で変更してはダメ
[11]⑦で登録した電話番号宛にショートメッセージが届くので確認する
[12]申出フォームで⑪で届いたメールに記載された確認番号を入力。ここでもIDは自動入力されているので自分で変更してはダメ
[13]⑦で登録したメアドに「払戻し申出フォーム利用登録完了」のメールが届くので確認する

【払戻しの具体的な手続きを行う】

[14]またフォームにアクセスして⑬で届いたメールの「ログインID」と⑦で設定した「ログインパス」を入力してログインする
[15]⑦で登録した電話番号宛にショートメールが届くので確認する
[16]申出フォームで⑮で届いた確認番号を入力する
[17]申出フォームで「メアド」や「nanacoの所持・非所持」「払戻し方法の選択(口座振替/ゆうちょ銀行または郵便局での受け取り)」などの必要事項を入力する
[18]⑰で入力した内容が表示されるので確認して「送信」をタップ
[19]スマホに「払戻し受付完了」のページが表示され、⑦で登録したメアドに完了通知メールが届くので確認する
 
書いているだけで「マジか?」と思うくらい、1つの「STEP」の作業量が多くて複雑じゃん! ちなみに端末によって「私はロボットじゃありません」というよく見かける認証が入ることもあって、「信号機をすべて選ぶ」みたいに指定された画像を選択するなんてこともあります。これではデジタルに疎いユーザーは途中で投げ出すはずで、手続きしていない人が多いのもうなずけます。
ある報道によると、セブン&アイ・ホールディングスは〝未利用者〟について「少額の保有者が多い」とコメントしたと書かれていますが、「少額」だから手続きしてないんじゃないから。おそらく難解な手続きの途中で「無理だ~」となって投げてるよ、これ…。
それで気になるのは1月10日までに手続きをしなかった人の「お金」がどうなるかということ。そこで期限となる1月10日にサポートセンターへ問い合わせてみたんですが、ものすごくカンタンにまとめると、
「1月11日以降のことについては現時点で不明」
という回答でした。もう判で押したように「何らかの検討はしているけど、具体的なことはコチラに伝えられていない」の連呼です。まあ、期間中に「お金を返せない可能性がある」とは言えないんでしょうけど。
しかし、「伝えられていない」って他人事ですが、アナタは7payの関係者じゃないんですか、と。まあ、当然ながら電話口のスタッフさんは社員じゃないでしょうから何の決定権もないわけで、1月11日以降に関する質問のたびに「上に確認します」とあたふたです。
ただ、「1月11日以降に未利用者に対する何らかの対策を検討している」とのことで、それは〝伝えて〟も良いことなんだとか。
残念なことに、その告知が現状のホームページになるのか、7iDに登録したメールになるのかは分からないと。そして、手続きの期間延長が決定した場合、作業はこれまでと同じものを求めるのか、もっとわかりやすい手続き方法が選択肢の1つとして提示されるのかも分からないと。
これは筆者個人のうがった見方ですけど、あくまで「検討」なので、検討したけどダメみたいなこともありそうな気がします。
センターの人に聞いてみたら「それはないと思いますけど…」とは言ってましたけれども。
あと、「作業がわからないという人は多いですよね?」と聞いたら「そのお問い合わせはたくさんあります」とも話していたので、今後に払戻しの新たな動きが出てこないとも言えません(※)。
煩雑な手続きが嫌になって諦めた人も、今後セブン-ペイのホームページやメールなどをチェックしておくことをオススメします。
「お金」の手続きだから面倒になるのは仕方ないのかもしれませんけど、最初からこれだけきちんとやっておけば不正利用トラブルなんてなかったかもしれませんね、7payさん。(取材・文◎百園雷太)
(※)払戻し手続きを行っていないユーザーに対しての窓口は1月10日以降もあります。
7payお問い合わせ窓口
TEL 03-4500-8805 (10:00-17:00、土日祝および当社指定休日除く)
ただ1つだけモヤッとしたのは、フリーダイヤルじゃないんだって思いました。期間内に手続きしなかったお前らが悪いんだから、電話代くらい払えよって言われているみたいで
…。
あわせて読む:ちょ…! ファミペイがひっそり無料クーポンくれたんですケド!! 4日で終わったセブンペイとは大違いの大人気アプリの底力 | TABLO
 

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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