また五輪の前に・・・バドミントン・桃田賢斗に訪れた不運すぎる「魔の30分」

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また五輪の前に・・・バドミントン・桃田賢斗に訪れた不運すぎる「魔の30分」

 また五輪の前に…。
 20年東京五輪バドミントン男子シングルスで金メダル最有力候補の桃田賢斗(25)が13日、遠征先のクアラルンプールで交通死亡事故に巻き込まれた。事故は午前5時ごろ発生。マレーシアバドミントン協会が用意した送迎用のワゴン車に桃田ら5人が乗り、宿泊先のホテルから空港に向かう途中の高速道路で、前方の30トン大型トラックに衝突。車の前方部は完全につぶれ、運転手は死亡した。

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不運すぎる「魔の30分」

 2列目に座っていた桃田は顔面から流血。日本バドミントン協会の発表によると、全身打撲で、あご、眉間、唇の裂傷を負った。命に別条はなく、自力での歩行も可能で、意識ははっきりしているが、顔の傷が痛々しい桃田が病院のベッドで横たわる写真が、ニュースなどで公開された。
 世界ランキング1位の桃田は前日12日にマレーシア・マスターズで優勝。五輪イヤーに幸先いいスタートを切ったばかりだった。当初は次戦インドネシア・オープンへ移動するはずだったが、下肢の炎症で帰国するため、日本選手団本隊から約30分早く移動してアクシデントに見舞われた。不運すぎる「魔の30分」だった。

五輪の主役候補にまたしても訪れた試練

 治療、回復を最優先するため、ブランクを含めて調整スケジュールに狂いが生じる。桃田は普段から負傷などには細心の注意を払っており、今回の帰国の決断も、大カガのリスクを回避するためだった。関係者は「細かい神経系に影響が出る可能性もある。場合によっては、ケガそのものより、精神的なケアが必要になるかもしれない」と不安を指摘する。
 16年リオデジャネイロ五輪のときも金メダルを期待されていた桃田は、五輪直前の同年4月に違法賭博問題が発覚。いわゆる「闇カジノ」で大会の無期限出場停止処分を受け、五輪に出場できなかった。出場停止期間を経て競技に戻り、昨年は世界選手権、ツアーファイナルなど国際大会最多記録となる11勝をマーク。圧倒的な強さで、怖いのは「アクシデントだけ」といってもおかしくないほどの順調さだった。
 五輪の主役候補にまたしても訪れた試練。乗り越えられるか。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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