F1ジャーナリスト・今宮純さんが急逝 アイルトン・セナ事故死の際は現地の放送ブースで解説

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F1ジャーナリスト・今宮純さんが急逝 アイルトン・セナ事故死の際は現地の放送ブースで解説

 F1ジャーナリストとして一時代を築いた今宮純さんが虚血性心疾患のため1月4日に急逝した。70歳だった。

今宮純さんのTwitter

選手やチームを常にリスペクトする姿勢

 多くのモータースポーツファンから愛される存在で、昨年もCS放送、フジテレビNEXTのF1中継で解説者を務めた。F1はルールや技術が複雑になってきたが、それらに精通していない初心者に対しても、スマートな語り口で分かりやすく伝え、選手やチームを常にリスペクトする姿勢を貫いた。
 私も1996年から東京中日スポーツのF1担当記者として10年近く今宮さんと一緒に仕事をした。「スーパーバイザー」の肩書でプレビュー、解説、レビューを執筆していただいた。
 当時はサーキットのプレスルームにLAN回線のようなものはなかった。レース結果やチームのプレスリリースは現地で紙で配られていたため、日本からファクスを持ち込んで1枚ずつ送った。
 記者の原稿はワープロに電話回線をつないで送信していたが、今宮さんの場合は手書き。プレスリリースのA4用紙の裏にボールペンで書き込み、それを現地でファクス送信していた。原稿の書き出しも、その時々の情景を取り入れ、まるで紀行文のようだった。
 F1ブームの火付け役となった故アイルトン・セナをこよなく愛する人でもあった。昨年1月に平成時代を振り返る連載企画で今宮さんに取材をさせてもらったが、セナに怒られた話など、数々のエピソードをまるで昨日のことのようにニコニコと語る姿は今でも忘れない。
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F2選手権で死亡事故、「セナ死亡事故の教訓」と近代F1での新たな課題とは?(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/f2-accident/)

アイルトン・セナの事故死

アイルトン・セナが事故死した1994年サンマリノGPの詳細がつづられた今宮純さんの取材ノート(鶴田真也撮影)

 その時には、1994年5月1日にセナが事故死したサンマリノGP(伊イモラ)の取材ノートも見せていただいた。
 「2:17」。赤い字ではっきりと時刻がつづられていた。セナはスタート直後のタンブレロコーナーで直進し、コンクリートウオールに激突した。
 今宮さんはその時、現地の放送ブースで解説をしていた。当時はフジテレビの地上波でレースが中継され、欧州ラウンドは深夜に録画で放送される形式だった。その日は中継前のニュース番組の枠でセナの事故や容体が伝えられ、F1中継も冒頭ですぐに緊急生中継に切り替わり、ピットウオールから実況メンバーが最新の情報をリポート。その後もレースの録画放送を挟みながら番組が続けられた。
 セナ死亡の一報が届いたのは日付が変わってから。すぐさま、ピットウオールの映像に切り替わり、今宮さんは声を震わせながら「モータースポーツで働いている者の1人として受け止めなければならない。再来週のモナコGPにセナはいませんが、F1は続いていくわけです」と伝えた。
 今宮さんの言葉を借りるなら、今宮さんが鬼籍に入ってもF1は続いていく。どうか天国からF1を見守ってください。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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