高速Micro SDカード「SanDisk Extreme Pro 256GB」のレビュー

access_time create folderデジタル・IT
Android スマホのストレージ容量を拡張する Micro SD カードのレビューをお送りします。今回は、SanDisk 製品の中でも最上位に位置づけられる「Extreme Pro」ブランドの 256GB バージョンです。SanDisk の Extreme Pro には UHS スピードクラス別に UHS-I タイプと UHS-II タイプの 2 種類があります。UHS-II の方が高性能なんですが、高価でしかもまだ大容量の製品がありません。一方、UHS-I タイプは現在 400GB までの製品が発売されており、スマホや趣味向けのデジカメで使用する分には性能が問題になることは殆どありません。今回紹介する SanDisk Extreme Pro 256GB は、ビデオスピードクラス V30 やアプリケーションパフォーマンスクラス A2 に準拠した UHS-I U3 カードです。以前この 128GB バージョンをレビューしており、これより容量が大きいという理由で購入し試してみました。定番の SD Card Test アプリによるベンチマークテストの結果を紹介します。ライトのスコアは 65MB/s、リードのスコアは 90MB/s でした。この測定結果はこれまでにレビューしてきた Micro SD カードの中でも上位のスコアです。比較の為に紹介しますが、スペック的に同等クラスと言える Samsung Evo Plus 256GB のスコアは、ライトが 47MB/s、リードが 86MB/s でした。リードの差は殆どありませんが、ライトはなんと 27% もスコアの差があり、ベンチマークスコアだけで比較した場合、SanDisk Extreme Pro 256GB は Samsung Evo Plus 256GB より高性能だと評価できます。スマートフォンでのテストの次はデジカメを使ったテストです。今回は GoPro Hero8 Black で何分間 4K@60fps(ビットレート:高)を撮影できるのか、また、PowerShot G7 X Mark III を使った連写テストを行いました。GoPro 動画のテストでは約 39 分撮影していたところで高温による故障防止機能が作動し、撮影が強制的に停止されました。Micro SD カードの性能がネックで停止することはなかったので、全てのビデオサイズでメモリの性能不足に陥ることは無いと思います。GoPro での使用は全く問題無し、ということです。ドローンにおいても大体同じでしょう。PowerShot を使った連写テストでは、30 秒間シャッターボタンを押しっぱなしにして何枚撮影できるのかを比較しました。撮影中にはカメラのバッファメモリからメモリカードへの書き込み処理が起きるので、メモリカードの性能が高い方が多くの写真を撮影できるはずです。テスト結果は、SanDisk Extreme Pro 256GB が 251 枚、Samsung Evo Plus が 252 枚でした。ベンチマークアプリで見られたライト性能の大きな差は一体何なんでしょうか。ベンチマークアプリでは 8,000MB の大きなファイルを書き込む速度を計測しますが、連写テストでは 4MB の小さなファイルを大量に書き込みます。連写テストのスコア差は無いに等しいので、つまり、SanDisk Extreme Pro は 4K 動画などの大きなファイルを書き込む処理にも強かったと評価できます。とはいえ、Samsung Evo Plus でも大抵のデジカメで 4K 動画を中断なく書き込めるので、両者の間に実用性の面に大きな差は無いと思います。

■関連記事
Samsung、ハイスペックな4K Chromebook「Galaxy Chromebook」を発表
1億800万画素カメラ搭載 Xiaomi Mi Note 10のカメラ機能をチェック
ソフトバンクホークス、2020年シーズンのスローガン「S15(サァイコー!)」を発表

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 高速Micro SDカード「SanDisk Extreme Pro 256GB」のレビュー
access_time create folderデジタル・IT
local_offer

juggly.cn

国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ

ウェブサイト: http://juggly.cn/

TwitterID: juggly

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。