「箱根駅伝はナイキのためにあるのか」-厚底シューズ狂想曲を追う

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「箱根駅伝はナイキのためにあるのか」-厚底シューズ狂想曲を追う

 「なんでみんな同じシューズを履いているんだ!」
 1月2日、朝8時。往路のスタートの瞬間から、日本列島に衝撃が走りました。

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 お正月の風物詩といえば箱根駅伝。実家でコタツに入り、片道107・5キロのたすきをつなぐ若者たちを見つめていると、特に根拠なく「今年も頑張ろう」と思うものです。
 娯楽の多様化が進む現代においても、視聴率は常に20%を超える人気コンテンツ。それゆえに「広告宣伝媒体」としても破格の効果が見込まれます。入試出願シーズンを前にした大学サイドは沿道にノボリを立てて、活力あふれるブランド力をアピール。ジョギング人気も高まる中、スポーツメーカーは何とか自社のシューズを使ってもらおうと営業担当者が日々、必死に汗を流しています。
 しかし、ふたを開けてみればまさかの「ナイキ1強」。往路では実に80%を超えるランナーが、ピンクと、水色&オレンジの左右非対称の厚底シューズで勝負に挑む結果となったわけですから、他のスポーツメーカーとしては心中、穏やかではありません。

 あるメーカーの営業担当者はこうため息を漏らします。
 「今年は夏に東京五輪が行われることもあり、各社、最高のビジネスチャンス到来と鼻息を荒くしています。そんな年の初めのビッグイベントで、ナイキさんに全部持っていかれてしまうとはね…。『箱根駅伝はナイキのためにあるのか!』と言いたくもなりますよ」
 その厚底シューズとは「ズームXヴェイパーフライネクスト%」。価格は税込みで3万250円と決して安くはありません。しかし市民ランナーたるもの、1分でもタイムが縮まるなら、金に糸目はつけない人種。厚底にはカーボンプレートが入り、反発力がアップ。これが推進力につながっていると言われます。足への負担も少ないとされる「夢のシューズ」。昨年9月の東京五輪代表選考会では男子の上位10人中、8人がこれを履いたことから、一気に注目されました。
 今年の箱根駅伝往路では5区間のうち、4区間で新記録が生まれる歴史的な高速レースとなりました。好天やトレーニング方法の進化、栄養学の発達なども当然ありますが、このシューズの「破壊力」がいかに凄まじいかも、実証されたと言っていいでしょう。
 しかし…。
 日本テレビの実況アナウンサーは不自然なまでにこの厚底シューズについて触れないことからも、運営サイドがこの「ナイキ1強」な状況を決して好ましく捉えていないようにもうかがえます。
 そういえば、新記録で往路優勝を成し遂げた青山学院大の選手たちは、5人全員がナイキの厚底シューズで臨みながらも、優勝インタビューではしっかりと関係の深いアディダスのシューズに履き替えていました。
 大人の対応、さすがです。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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