もぐらゲームス執筆陣の選ぶ 2019年おすすめフリゲ・インディゲーム14選

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「マジでやりおった……!」の一言である。
システム周りも隠す気皆無のメトロイド。ショット攻撃で開くゲートを潜り、怪物を撃退しながら迷宮のような研究施設を進み、SOS信号の謎に迫っていく。アクションも敵に大ダメージを与える「ミサイル」こと「ロケット」、攻撃判定有りの体当たり「スクリューアタック」こと「スピンジャンプ」と、これまた隠す気ないほどメトロイド。しかし、前者はオーバーヒート式で連射できなくしていたり、後者は二段ジャンプを可能にするアクションで、体当たりの威力も低くするなど、ちゃんと差別化されている。

そして、最大の特色「バトルスーツ着脱」。(Nintendo Switch版の場合)Xボタンを押すと操縦主のキキがスーツを脱ぎ、単身外へ飛び出す。以降、壁の駆け上がり、狭い通路の突破など、スーツ着用時にはできない機動性の高いアクションが可能になる。
ただ、生身なので攻撃手段はないし、敵やその攻撃に接触すれば即ゲームオーバー。そんなダメージあり・なしのパートが交互に展開される緩急の激しい構成になっており、独特の遊び応えとスリルを味わえる。探索周りも次に進むべき道が把握しやすくて非常にテンポがよく、かと言って密度を薄くしすぎない絶妙なバランスでまとまっていて、クリア時間短めながら確かな手応えを得られる。また、探索型アクションの醍醐味、タイムアタックのやり込みに気軽に挑めるのも魅力。もちろん、「カートリッジ」を始めとするアイテム収集要素も完備。その際には高度なテクニックも試されたりと、コアなプレイヤーの心を揺さぶるフィーチャーも揃っている。

2019年は年明け間もなく、本家メトロイドシリーズ最新作『メトロイドプライム4』が開発体制変更で無期限延期になる大変残念な報せがあったのだが、本作はその寂しさを補ってくれる見事な傑作に仕上がっている。ひとつの探索型アクションとしても、ホドホドの難易度と手頃なボリュームもあって、ジャンルの経験が浅いプレイヤーも気負わず遊べる内容だ。猫がバトルスーツをまとって戦う設定にピンと来たなら、すぐにでも遊んでみていただきたい。ネコロイド、オモロイド。
もぐらゲームス執筆陣の選ぶ 2019年おすすめフリゲ・インディゲーム14選

ちなみに本作の日本語翻訳を務められたのは、自らも猫好きの小川”とら猫”公貴氏。「にゃおん」と「みゃおん」をシーンによって使い分けると言った、プロフェッショナルなこだわりが炸裂した翻訳の数々は必見。
(シェループ)

[基本情報]
タイトル:『Gato Roboto』
制作者: doinksoft(※販売:Devolver Digital / 日本語ローカライズ:架け橋ゲームズ)
クリア時間: 2~3時間
対応OS: Nintendo Switch、PC(Windows)
価格: ¥820

購入はこちらから
※Nintendo Switch版
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000013633

※PC版(Steam)

Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜

平和な村に現れた名もなき1羽のガチョウさん。村を散策しながら、おじさんの帽子を盗んだり、突然鳴いてビックリさせるなどして、彼らの日常をどんどん台無しにしてまいります。
そんな愉快なストーリーが繰り広げられる『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』は、オーストラリアのディベロッパー「House House」制作のステルス・サンドボックス・ガチョウシミュレーター。相手に気付かれないようコッソリ動きながら、様々なお題(ToDoリスト)に挑戦していく内容となっている。
もぐらゲームス執筆陣の選ぶ 2019年おすすめフリゲ・インディゲーム14選

お題はイタズラゲームらしく愉快なものばかり。椅子を引っ張って尻もちをつかせる、頭めがけてバケツを落とす、洗濯物を奪って噴水に投げ捨てるなど、ドッキリ番組の仕掛け人になったような気持ちになるラインナップとなっている。あくまでもやるのはイタズラで、怪我を負わせるなどの暴力的なお題・演出は皆無。ターゲットの住民もイタズラ遂行中に見つかっても追い払う行動を取るだけでやられることは絶対にない上、一部、ガチョウに好意的な反応を示す人達もいたりと、とても平和的で優しい雰囲気が醸し出されている。
もぐらゲームス執筆陣の選ぶ 2019年おすすめフリゲ・インディゲーム14選

お題遂行に当たっては相手の行動パターン、タイミングを見極めなければならないなど、ステルスゲーム特有の戦略性もバッチリで、上手く成し遂げられた際には大きな達成感としてやったり感が味わえる。演出も住民が気付いてない時は無音、気付いた時はピアノ主体の音楽を動きに合わせて流し、ドタバタ感を表現するなど、コメディ作品らしい工夫が凝らされている。イタズラを仕掛けた時に見せる住民達のリアクションも楽しい。筆者イチオシは”紳士”。彼に対して”ゴーン”と決めるお題は、ベタと言えばベタなのだが、あまりに期待通りのリアクションを見せることから、つい笑ってしまうはずだ。

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もぐらゲームスは、ゲームプレイヤーとゲームクリエイターのためのWEBサイトです。 フリーゲーム、インディゲーム、アナログゲームを中心に、個人クリエイターや小規模なクリエイター集団が制作したゲームの紹介や、インタビューを行っています。

ウェブサイト: http://www.moguragames.com/

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