「ギャラ配分が7:3」「タレントの健康診断がある」にロンブー淳とザキヤマも衝撃!芸能事務所の違いが明らかに
12月10日放送の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)で「1度は行ってみたい!!事務所ツアーズ」と題し、ワタナベエンターテインメントと浅井企画の事務所内情が明かされた。
各芸能事務所を訪れたのは、番組MCである吉本興業所属の田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、人力舎所属の山崎弘也(アンタッチャブル)、マセキ芸能社所属の狩野英孝という、すべて別事務所の芸人3名。
番組オープニングで淳が「我々も今後事務所がどうなるかわらないでしょ? 同じ事務所にずっと居続けるって時代でもないでしょ」と切り出すと、山崎が「移籍しようとしてる(笑)? 裏テーマは移籍先を探そう、じゃないですよね?」と確認した。
ナベプロの細やかな対応に淳「ファミリーって感じ」
最初に訪れたのは、ハライチやイモト、林修、立川志らく、Little Glee Monsterなど様々なジャンルの芸能人が所属する“ナベプロ”ことワタナベエンターテインメント。案内役として所属タレントである田中卓志(アンガールズ)が出迎えた。
まず受付フロアに所属タレントの写真がずらりと並んでいる様子に、「立川志らく師匠もそうなの!?知らなかった」、「伝説のヒップホッパーのKダブ シャインもいるじゃん!」と早くも興奮する一同。3人は「(自分の)事務所に写真なんて貼っていない」と口を揃え、オシャレな待合スペースや水槽などに感心しきり。
休憩室には血圧計が置いてあり、冷蔵庫にはレトルトのお惣菜を常備。仕事中や持ち帰って家で食べることも可能となっている。お惣菜は、冷蔵庫から1つ持ち出すごとに100円を自己申請で入れる購入制。このシステムに「吉本でこんなの置いたらお金も払わず持ってくよ」と淳が暴言。また、淳の「この気遣いがいいのは、会社が社員を守ろうとしている」の発言に田中が「随分、重みのある言葉」と返した。
また、福利厚生として「合宿などができる事務所の保養所、養成所あり」「タレントも健康診断が受けられる」などの情報に、「(タレントの健康診断は)ないわ~」「これ衝撃でした」「本当にキッチリしてるよね」と3人が反応。
さらに、年に1回一週間、スタッフが社長と共にニューヨークに行き、本場のブロードウェイのミュージカルを毎日2本観るなど一流のエンターテインメントを経験する「NY研修制度」もあるという。マネージャーを務めるスタッフは、「僕たち1人1人がプロデューサーなので、自分たちが体感して、それを形に変える」という狙いがあるという話に、淳は「マネジメント業だけやってればいいって時代じゃない。なんか“ファミリー”って感じしますもんね」と感嘆した。
他にも事務所HPには、タレント検索に加えてジャンル別検索を設置しており、「得意トーク」「出身地」「スポーツ経験」「資格」「ペット」など、ゲストを探す番組制作スタッフに便利な設定に、淳も「これは他の事務所も導入したほうがいい」と述べた。
浅井企画のギャラ配分は衝撃の7:3
続いて2社めは、1968年に萩本欽一・坂上二郎のコント55号の才能を見抜いた先代社長が2人を連れて独立し設立した、老舗のお笑い事務所・浅井企画。今年のキングオブコント優勝者・どぶろっくも所属している。こちらの案内役は所属タレントの飯尾和樹(ずん)が担当。
ナベプロと比べると雑多で物が多いオフィスの様子に文句を言いながらも、「初めて来たのに、全然気を遣わなくていいなって感じする」とゆるい空気になる3人。
ナベプロでは感動の声をもらしていた淳に山崎が「ワタナベのときとテンションが違う」と指摘すると「ほっこりするじゃない!」の返答に、「ほっこり何回言ってる?(浅井企画の印象は)ほっこりしかないの!?」と追求する飯尾。
現在はデータと同時並行しているという、昭和から続く所属タレント出演の新聞記事の切り抜きをスクラップしたファイルに、「心温まる」と淳はここでも感心。そして応接室に通されると、所属タレントの写真が多数並んでおり、3人が「やっぱりある!」と声をあげた。
タレントと社長との距離も近い、という話になると、先代の社長の際は、応接室でタレントが社長に直接給料交渉をしていたと話す。「生活できないんです!」と言うと、「ちょっと待ってて!」とすぐに経理で確認し、紙に新たな金額を書き提示してくれたと言い、コンパクトな事務所ならではだと語った。
浅井良一社長に現在のタレントの給料事情を尋ねると、「基本的にギャラはタレント7:事務所3」だと明かす。これには3人も驚き、飯尾に「7:3なの!?めちゃめちゃいいね」「すごい!」と告げた。若手も大御所も基本は全部7:3スタート。そこから経費などはタレントによって交渉するそうだ。
さらに飯尾は、「俺今から2、3年前、入った当初は9:1だったからね(笑)」と驚きの告白。若手に限っては、先代社長が「お金がないだろう、だから9:1でいいよ」と提案しており、逆に若手タレントから、「いや、3は事務所が取ってくれ」とお願いされたという。衝撃を受ける淳を隣りに「こんなのオンエアしたら、若手芸人は浅井にしか入らなくなっちゃう」と山崎。
会社の経営は大丈夫なのか尋ねると、「ギリギリ、なんとか頑張って……」と社長。淳は「困ってるんだから9あげなよ、というのがすごい。それでまた、『いや、3貰ってください』という、そのやりとりがいいよね」と羨んだ。
また、今後どういう事務所にしていこうと考えているかの質問に、社長は「今上手くいっているので、このままなるべくみんな楽しくやっていければいいかなと」と答え、「楽しいのが一番ですよね。揉め事とか起きなさそうな事務所ですもんね」と淳が返すと、「いちいち重い」と他2人からツッコミが入った。
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