わかってない人は危険な状態のおそれあり!バイクタイヤのスリップサインの見方

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わかってない人は危険な状態のおそれあり!バイクタイヤのスリップサインの見方

タイヤは、膨大にあるバイクパーツの中でも、唯一路面と接しているところ。どんなに高性能なエンジンを積んでいても、どんなにすごいパーツがついていても、タイヤがダメならまったく意味がない。安全性に直結する非常に重要な部分だ
しかしタイヤは消耗品、走れば走るほどすり減っていく。そのためタイヤには交換時期を知らせる“スリップサイン”というものが存在する。「名前は知ってるんだけど、イマイチ、探し方がよくわかってないんです…」という声を初心者のみならず、バイク歴の長い人からもまれに聞くことがある。見方がわからないゆえに危険なタイヤのまま走り続けていた…なんてことがないように、この機会にしっかりおぼえておこう。

スリップサインの見方

1. タイヤ側面の三角マーク(△)を見つける


スリップサインの位置を知らせる三角マーク
まずは、タイヤのサイドウォール(地面と接しない横の部分)を見てみよう。グルリと見わたしてみれば何ヶ所かに、△のマークを見付けることができるはずだ。これ自体は位置を知らせるマークでスリップサインではないぞ

2. △マークの延長線上を目で追い、一部分だけ溝が浅い部分を見つける

三角マークの延長線上のスリップサインを探す
△マークが見付かったら、そこから接地面へと視線を移していこう。マークの延長線付近に(ちょっとズレてたりもする)、一部分だけミゾが浅くなっているところを見付けられるはずだ

3. これが“スリップサイン” 、この部分と接地面が同化したら交換時期だ

タイヤのスリップサイン
この一部分だけ浅くなっているところが“スリップサイン”。この写真ではタイヤがすり減ってきているものの、まだ接地面と同化していないので交換時期は迎えていない
タイヤのスリップサインのイラスト
左の正常な状態からタイヤを使い続けると次第にすり減っていき、溝の浅い部分と接地面が同化したら“スリップラインが出ている”状態。その場合は交換時期なので、できるだけ早くタイヤを交換しよう

溝の深さが足りていないタイヤは転倒の危険性大

スリップサインが出ているタイヤは接地面がどんどん削れて溝の深さが足りなくなっている状態だ。そうなるとブレーキング時の制動距離も、走行時のグリップ力も低下し、いいことは一つもない。最終的には溝がほとんどない状態になってしまう。こうなると雨天時に水をかき出すことができず、まったくグリップしないので、いとも簡単に転倒してしまうぞ。そうなってしまう前に、できるだけ早くタイヤを交換しよう。

溝が消え、まるぼうずになったタイヤ
交換せずに使い続けるとこうなってしまう。溝がうっすらと残っている程度でスリップサインもとうの昔に消え、ツルツルになっていることがわかる

スリップサインが出ているタイヤで走行するのは整備不良で違反状態!

意外と認知されていないようだが、スリップサインが出たままのタイヤで公道を走行することは整備不良に当てはまり、道路交通法を違反している状態だ。他の違反に比べて検挙される率は低いようだが、違反である事に変わりはなく、切符を切られても文句は言えない。むしろ、検挙されるほどすり減ったタイヤで走行していたのなら、自分のみならず場合によっては他者を巻き込む事故を起こす可能性が高かったということ。戒めとして素直に受け入れよう。ちなみにもし切符を切られた場合は、整備不良(制動装置等)で違反点数2点と反則金7,000円(普通二輪の場合)が科せられる
また、スリップサインが出たままのタイヤで車検に出しても、整備不良の状態であるため通らないので注意しよう。

ひび割れがあった場合も要注意

タイヤにスリップサインが出ていないから大丈夫!と思っても、サイドウォールや接地面にひび割れがあったら要注意だ。タイヤのゴムは全く乗っていなかったとしても、様々な要因で経年劣化していくもの。ひび割れが発生したタイヤは程度にもよるが、大抵の場合は寿命だと言えるので早めに交換するようにしよう

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