蓄電池電車がオーストリアで試運転開始!低騒音でCO2削減に貢献

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いま、さまざまなエコな取り組みが行われているが、鉄道業界もそのひとつ。そんななか、オーストリア連邦鉄道が蓄電池電車のプロトタイプに実際に乗客を乗せて試運転を行っている。

・非電化区間のCO2ニュートラルソリューション

オーストリアの鉄道線の約4分の1はまだ電化されておらず、非電化区間ではディーゼル列車が走行している。そこでオーストリア連邦鉄道は、非電化区間のCO2ニュートラルソリューションとして、Cityjet ecoを開発した。

Cityjet ecoは、車両の屋根にパンタグラフを介して充電できるバッテリーシステムを持つ。既存の車両改造、および新システムの装備は簡単で、電化線から非電化線にシームレスに移動できるのが特長だ。

この新車両を使用することで、CO2排出ゼロのディーゼル区間運行と、低騒音で快適な乗り心地が達成される。

・実際の旅客サービスとしてテスト運行

2019年11月25日から12月12日まで、Cityjet ecoはオーストリア南部のグラーツからバートラドカースブルクまでの約90㎞の区間を実際に乗客を乗せてテスト運行を行っている。この試運転の目的は、当車両シリーズとその生産のさらなる開発のための経験収集だ。

オーストリアの鉄道における温室効果ガス排出量を大幅に削減し、乗客のニーズである快適さを提供する蓄電池電車。今後の展開が期待される。

Österreichische Bundesbahnen

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