本格的俳優復帰から6年…アーノルド・シュワルツェネッガーの俳優人生第二幕とは?

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2013年『ラストスタンド』で本格的俳優復帰を果たした、アーノルド・シュワルツェネッガー。
カリフォルニア州知事としての職務を全うした彼は、その後の俳優人生で自らの新たな魅力を模索してきた。
時はまさに、アーノルド・シュワルツェネッガーの新時代なのだ!

『ターミネーター』(1984)、『コマンドー』(1985)、『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993)などの超大作アクション映画で主演を務め、ハリウッドを代表するトップスターとしての地位をほしいままにしていた、アーノルド・シュワルツェネッガー。
彼は、2004年に政治家へと転身し、カリフォルニア州知事に就任。
数々の改革を行い、政治家としての力量を世界中に証明して魅せた男は、2011年に州知事としての任期を終え退任すると、再び、銀幕の世界へとカムバックを果たした。
しかし俳優復帰後、シュワルツェネッガーが醸し出す新たな魅力に映画ファンは驚かされた。
そう、それまでのキャリアで築いてきたいわゆる‘‘無敵の男’’というような代名詞的なキャラクターではなく、どちらかというと内面を深く掘り下げた人間の弱さを体現するような役柄を好んで演じるようになったのだ。
本格的俳優復帰から6年…アーノルド・シュワルツェネッガーの俳優人生第二幕とは?

https://www.imdb.com/title/tt1549920/mediaviewer/rm826453504?ref_=ttmi_mi_all_pos_14

2013年『ラストスタンド』で、主演俳優として本格的な俳優復帰を果たしたシュワルツェネッガーは、同作で、年齢を重ねた元敏腕刑事を演じる。
シュワルツェネッガー演じるレイ・オーウェンズは、かつてロサンゼルス警察の敏腕刑事であったが、年老いた今では第一線を退き、アメリカ合衆国とメキシコの国境付近に位置する小さな街・ソマートンで保安官として平穏な毎日を送っていた。
ある日、彼のもとにFBIから、移送中の凶悪犯が脱走し、付近に向かっている可能性があるという連絡が入る。
案の定、レイが保安官を務めている街に複数の凶悪犯がやってきて、警察や州兵の応援も頼れないままに、武器マニアとして知られる仲間の手を借り、「最後の砦」として戦いを挑むことになる。
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https://www.imdb.com/title/tt1549920/mediaviewer/rm3326323712?ref_=ttmi_mi_all_sf_8

同作のシュワルツェネッガーは、前述のとおり、敵をなぎ倒しながら無双する無敵の男という役柄ではなく、むしろ年老いて引退間近の保安官という役どころだ。
俳優復帰作として彼が同作を選んだ背景は、おそらく、自身の俳優人生における「第二幕」を始めるのにうってつけだと感じたからなのであろう。
その人間味あふれる表情の数々と長年の経験を活かした深みのある演技には、全世界の映画ファンが驚愕した。
そして、あらためて、アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を証明した作品でもあり、完全復帰を印象づけたのだった。

本格的俳優復帰から6年…アーノルド・シュワルツェネッガーの俳優人生第二幕とは?

https://www.imdb.com/title/tt1211956/mediaviewer/rm3827358720?ref_=ttmi_mi_all_sf_16

『ラストスタンド』と同年の2013年には、同じく1980年代から90年代にかけてアクションスターとして切磋琢磨してきたシルヴェスター・スタローンと共に『大脱出』でW主演を飾る。
本作では、代名詞の無敵キャラを演じているわけだが、それでも共演のスタローンをサポートする役割を果たしているような印象が強かった。
やはり、俳優業を休業していたブランクがあるのかと感じさせられたファンも少なくなかったようだが、その存在感は圧倒的だったのは言うまでもない。
2014年には真の黒幕を演じた『サボタージュ』と盟友スタローン主催のアクション俳優大集合パーティ映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』に出演し、俳優としての復活をアピール。
本格的俳優復帰から6年…アーノルド・シュワルツェネッガーの俳優人生第二幕とは?

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そして2014年、アーノルド・シュワルツェネッガーは、70歳を間近にして新境地を開拓する。
ヘンリー・ホブソン監督によるホラー・ドラマ映画『マギー』は、近未来を舞台に、人間がゾンビ化してしまうウィルスが蔓延したアメリカで、娘がウィルスに感染したと知らされた父ウェイドが娘を引き取り、自宅で共に過ごす選択をし、日を追うごとにゾンビ化していく娘を前に、ウェイドは大きな決断を強いられるというストーリーが展開される。
長年、アクションスターとして活躍し、その道の重鎮として知られてきたアーノルド・シュワルツェネッガーという俳優が、苦悩する父親役を熱演してみせたのだ。
そこにはいつものターミネーターじみた表情のない‘‘シュワちゃん’’は存在せず、ただただ娘を思い、最後には自らの手で殺めなければならないという苦悩や葛藤を表情に滲ませた素晴らしい演技を披露している。
年を重ねて円熟味が増した元アクションスターが、新境地を開拓したのだ。
本作での演技こそが「シュワルツェネッガー第二幕」の重要ポイントを占めており、まさに新時代を印象づけた作品なのである。

本格的俳優復帰から6年…アーノルド・シュワルツェネッガーの俳優人生第二幕とは?

https://www.imdb.com/title/tt1340138/mediaviewer/rm646703616?ref_=ttmi_mi_all_sf_1

そして2015年、約10年ぶりにT-800役にカムバックを果たした『ターミネーター:新起動』が公開される。
異なる時間軸でシリーズ第1作の世界観をベースに描き出される同作で、見た目が年老いたT-800を落ち着いた雰囲気で好演してみせる。
救世主ジョン・コナーの母であるサラを支えるターミネーターとして、父親のような存在感を発揮し、サポート役に徹した印象を与えるのだ。
この作品全体を優しく包み込むような演技は、かなり新鮮で、やはりシュワルツェネッガーが歩み始めた新たな俳優道を大いに感じさせた。
作品的には、酷評の嵐だった同作だが、シュワルツェネッガーもといT-800が醸し出す変化を見れただけでも、それはそれで、価値のある経験だったように思う。

本格的俳優復帰から6年…アーノルド・シュワルツェネッガーの俳優人生第二幕とは?

https://www.imdb.com/title/tt6450804/mediaviewer/rm1820695809?ref_=ttmi_mi_all_sf_14

さらに前作から4年が経過した2019年、シュワルツェネッガー演じるT-800が再びスクリーンに帰ってきた!
シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作に参加し、『デッドプール』のティム・ミラーがメガホンをとる『ターミネーター:ニュー・フェイト』では、さらに年を重ねたシュワルツェネッガーが無敵のターミネーターに扮している。
これまでシリーズ5作品で、T-800を演じているシュワルツェネッガーが今度は、一体どのようなアプローチで演技を魅せているのか?
その答えは、ぜひとも劇場でご確認あれ!
ハリウッド俳優アーノルド・シュワルツェネッガーの俳優人生第二幕は、これからもまだまだ続いていく・・・。


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