ラヴェンダーズ、7インチシングル発売記念パーティーで延々続く大盛り上がり―OTOTOYライヴレポ

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ラヴェンダーズ、7インチシングル発売記念パーティーで延々続く大盛り上がり―OTOTOYライヴレポ

AKIRA率いるロックバンド・ラヴェンダーズが、11月3日のレコードの日に、7インチレコード『恋することのもどかしさ / THE END OF THE WORLD』と『Homecoming / (Love Is Like A) Heat Wave』を2枚同時にリリース。

その発売を記念して、11月1日(金)下北沢 BASEMENT BARにて〈Luv-Enders 7インチシングル発売記念パーティ “Luv-Enders’ ATTRACTION”〉が行われた。

●ロック界のチャーリーズエンジェル!? EL COYOTE初登場

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最初に登場したのは、AKIRA (Luv-Enders)、矢沢洋子(PIGGY BANKS)、keme (トーキョーキラー, PIGGY BANKS)で結成されたバンド、EL COYOTE(エル・コヨーテ)。この日が初めての登場ということもあり、どんなライヴとなるのか注目された。ステージに上がった3人は、お揃いのスーベニアガウン(チャイニーズガウン)姿。クエンティン・タランティーノの映画や、オフのときのチャーリーズエンジェルといった雰囲気だ。着席でのアコースティックテイストのライヴで、アコギを抱えたAKIRAをセンターに、左手にエレキギターを弾くkeme、右手には矢沢洋子。洋子はベースギターを弾くようだ。

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「These Boots Are Made for Walkin’ 」(「にくい貴方」)に始まり、「Don’t Know What It Means」と、カントリータッチの曲が続く。MCでは、洋子がベースを弾いていることに触れ、「父親(矢沢永吉)と旦那(元ギターウルフのU.G)もベーシストなんですけど、弾くのは初めて」(洋子)「私のむちゃぶりで洋子さんがベースを弾くことになったんですけど(笑)」(AKIRA)とのことで、洋子が弾いているベースはAKIRAの家にあったものだとか。

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ソウル・ナンバー「Trying to live my life without you」では、洋子がベースを置きタンバリンを叩きながらのメイン・ヴォーカルを務め、途中kemeが歌う。ロッド・スチュアートで有名な「It’s Not The Spotlight」(浅川マキの日本語カバー「それはスポットライトではない」でも知られる)が歌われる等、選曲はさすがのセンス。かなりシブい、シブくてカッコイイ。後半はラヴェンダーズ、ピギバン共にカヴァーしている「(Love Is Like a) Heatwave」を洋子ヴォーカルで。kemeのワウを使ったソロ等、迫力の演奏と歌で盛り上げた。そしてラストはなんと、矢沢永吉の英詞曲「ROCKIN’ MY HEART」が飛び出した(洋子メインVo)。手拍子しながらの大合唱となり、見事に初ライヴを成功させた。

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●問答無用のビートで踊らせたKOZZY’S ROCKSVILLE ALL STARS

KOZZY IWAKAWAを中心としたスペシャル編成のロック野郎、KOZZY’S ROCKSVILLE ALL STARSは、全員スーツにサングラスのブルースブラザーズ・スタイルで「シモキター!」と煽りまくりながら、「That’s All Right」からライヴをスタート。シャッフルビートで観客を問答無用に乗せていく。間奏ではブギウギピアノとブルースハープ、メンバーがソロを回して自己紹介。「ロックンロール!」と叫んでからの「Round and Round」は、まるでローリング・ストーンズ『Love You Live』のエル・モカンボ・サイドと『Still Life』の合わせ技みたいだ。めちゃくちゃ速いテンポでの「Rip It Up / Ready Teddy」ではKOZZYがステージ前に身を乗り出して煽りまくり、ブルース・ブラザーズのレイ・チャールズ登場シーンでおなじみ「Shake a Tail Feather」では、映画さながらにメンバーが揃ってステップを踏んだりと、フロア中を巻き込んでいく。MCではKOZZYが、「僕が囲炉裏の前で夜なべしてレコードの溝を削った」(?)というラヴェンダーズの7インチをアピールした。「justine」「Long Tall Sally」と、最後まで一瞬たりとも飽きさせずに次々と曲を畳みかけて行くロックンロール・ショーで、トリのラヴェンダーズにバトンを渡した。

●堂々たるライヴでメインアクトを務めたラヴェンダーズ

ラヴェンダーズ、7インチシングル発売記念パーティーで延々続く大盛り上がり―OTOTOYライヴレポ

1stアルバム『Luv-Enders’ Invasion!』の1曲目を飾る「Misery」からライヴが始まると、ステージ前から黄色い紙テープが投げ込まれる華やかなスタート。この日2度目のライヴとなるAKIRAは「最後まで楽しんでってよー!」と観客に呼びかけ、余裕たっぷりなステージ運びで、「COOL JERK」「ON YOUR RADIO」等、前半はパンキッシュな楽曲で突き進む。「“Luv-Enders’ ATTRACTION”へようこそ!みんな残ってくれてありがとう!好きなように踊って帰って!」と、ハイテンションで改めてご挨拶。前半の曲からは少しテンポを落とした「Up Around the Bend」で、緩急をつけて観客を惹きつけていく。

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7インチ収録曲から最初に披露されたのは作曲・森山達也、作詞・AKIRA による「恋することのもどかしさ」。そして同じく森山とAKIRAによる初オリジナル曲「Homecoming」へと続いた。英詞の曲が続いた流れから聴いた日本語歌詞のオリジナル2曲は、ポップな曲調もあってとても新鮮だった。「Homecoming」は後半フェイクして歌ったところもかっこよかった。曲が終わると間髪入れず、EL COYOTEでも演奏した「(LOVE IS LIKE A )HEAT WAVE」が始まった。ハイテンポながらどっしりとした重いリズムを感させる演奏で、AKIRAのヴォーカルとメンバー3人の演奏が噛み合った名演。曲のエンディングでの観客との掛け合いもあって、後半に向けてヒートアップしてきた。

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OTOTOYの連載コラムのタイトルの元にもなっている「I WANNA GO HOME」は、少し切なさを感じる旋律が激しい演奏で際だっていた。ラストは7インチに収録の「The End of the World」と、ラヴェンダーズの原点に回帰するような選曲となっていた。アンコールでは、AKIRAはこの日発売された帽子ブランド「CA4LA」の初コラボレーションによるビッグシルエットのベレー帽をかぶってステージに戻ってきた。バスドラが鳴ると、ファンから自然に「Hey Ho Let’s Go!」のコールが起こり、「電撃バップ」へ。途中から、KOZZY’S ROCKSVILLE ALL STARSのメンバーも参加して、KOZZYがAKIRAのギターを弾き、AKIRAはマイクスタンドで身を乗り出して歌い上げる。何度も終わったように見せかけては再び歌い出して延々終わらないという、往年のソウル・ミュージシャンばりのしつこさは最高のひと言。大盛り上がりのまま、リリースパーティーは大団円となった。

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取材・文:岡本貴之
Photo by Osamu “MAN-TARO” Inoue

LUV-ENDERS 7インチシングル発売記念パーティLUV-ENDERS’ ATTRACTION
2019年11月1日(金)下北沢 BASEMENT BAR
出演:LUV-ENDERS
EL COYOTE [AKIRA (LUV-ENDERS) / 矢沢洋子 (PIGGY BANKS) / keme (トーキョーキラー, PIGGY BANKS)]
KOZZY’S ROCKSVILLE ALL STARS
DJ
MIWAKO
JOHNNY (THE COLTS)

★ライヴ情報
★2019年11月14日(木) @新宿red cloth
TOP GEAR SHOW!!
OPEN 19:00 / START 19:30
ADV.¥2.400 / DOOR ¥2.900 別途ドリンク代¥600
共演: イマイアキノブ(イマイアキノブ / サトウミノル / 山本久土)/ THE ZUTAZUTAZ(名古屋)
チケット購入: Livepocket https://t.livepocket.jp/e191114redcloth
レッドクロス店頭

★2019年12月13日 (金) 木更津 OSSA
房総列島’94 千葉支援チャリティライブ
開場/18:30 開演/19:00
前売¥3,500 / 当日¥4,000円 (D別)
出演 :ザ・マックショウ / C-Style / EL COYOTE (AKIRA (LUV-ENDERS)、矢沢洋子 (PIGGY BANKS)、keme (トーキョーキラー, PIGGY BANKS))

★ラヴェンダーズ最新情報はこちら
・ラヴェンダーズAKIRA Twitter
https://twitter.com/akira_luvenders
・ラヴェンダーズ facebook
https://www.facebook.com/luvenders/
★【連載コラム】ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME アーカイブ
http://u0u1.net/QdD6

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