『ニンテンドー3DSLL』が実際に発表! 任天堂が日経に対して「数多くの間違いが含まれた憶測」と否定したわけ
『E3』の任天堂カンファレンス前日に日本経済新聞が報道した任天堂の『ニンテンドー3DSLL』。記事の見出しは「任天堂、新型Wii多機能に カーナビ・電子書籍 スマホに対抗」というもので、『ニンテンドー3DSLL』だけでなく新型据え置きゲーム機『WiiU』についても触れられている。
日本経済新聞が『ニンテンドー3DSLL』の報道を行ったあとに、任天堂側は自社のサイトにてこの件を「本日の日本経済新聞の報道について」と言う見出しで否定。内容は「当社が発表あるいは事実確認したものではなく、数多くの間違いが含まれた、日本経済新聞社の全くの憶測記事」と日本経済新聞の報道を名指しで否定している。
しかし本日『ニンテンドー3DSLL』は発表されたわけだ。任天堂が報道発表した「数多くの間違いが含まれた、日本経済新聞社の全くの憶測記事」という一文に癖があるのである。全くのウソではなく、「数多くの間違いが含まれた」と言う書き方に対してユーザーは『ニンテンドー3DSLL』はデマと思ってしまったようだ。
ではどこが事実と異なっていたのだろうか。実際の発表と日本経済新聞の報道を比較してみよう。
価格
日経:「価格は現行の1万5000円よりも高くなる見込み」
発表:1万8900円液晶サイズ
日経:「液晶サイズは4.3インチ」
発表:4.88インチ発売時期
日経:「発売は早ければ2012年夏」
発表:7月28日
以上のように、多少憶測が含まれているかもしれないが、まったく間違った事が書かれているわけではない。逆に価格や発売時期は曖昧ながらも実際に当たっていたのである。このほかに日本経済新聞が報道した『WiiU』についてに対しても任天堂は指摘をしていたようだ。日本経済新聞は過去にも任天堂だけでなく数々の“飛ばし記事”を書いてきており、そのたびに指摘を受けている。今回は憶測通り『ニンテンドー3DSLL』が発表されたが、ほかに報じられている『WiiU』がカーナビになるという情報はどうなるのか?
※画像は任天堂のウェブサイトより引用。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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