香港のキャセイパシフィック航空が代替豚を使った機内食の提供を開始

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香港を拠点とするキャセイパシフィック航空は、2019年10月、香港のソーシャルベンチャーGreen Monday(グリーンマンデー)が開発した代替豚「OmniPork(オムニポーク)」を使った機内食の提供を開始した。

・アジア発の代替豚を機内食として採用

植物中心の食生活への転換を呼びかけ、その啓発活動をアジア地域で展開するGreen Mondayは、カナダの研究開発チームとともに、代替豚製品「OmniPork」を開発。

エンドウ豆からできたタンパク質「ピープロテイン」と大豆、シイタケ、米を原材料として、豚肉に似た見た目、食感、味が再現されており、コレステロールゼロで、飽和脂肪が86%低く、カロリーも66%軽減できるのも利点だ。

キャセイパシフィック空港では、航空会社として初めて、「OmniPork」を機内食の原材料に採用。

2019年10月の1ヶ月間、香港から出発するすべての長距離路線を対象に、ビジネスクラスの機内食として、「OmniPork」を使ったボロネーゼパスタを提供する。

・香港、シンガポールを中心に、代替豚が広がる

豚肉は、アジアを中心に、世界で最も多く消費されている食肉であり、世界の食肉消費量の約4割を占めている。

「OmniPork」は、昨今、欧米で広がる代替肉のトレンドをふまえながら、アジア地域の食文化に根ざした代替肉製品であることが特徴だ。

現在、香港、台湾、シンガポールを中心に、160店舗以上の小売店で販売され、270カ所以上の飲食店で採用されている。(文 松岡由希子)

Cathay Pacific

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