東電が古舘伊知郎「報道ステーション」による4号機報道内容(5/25放送)に対して小学生並のイチャモン
この記事は神風カムイさんのブログ『暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~』からご寄稿いただきました。
東電が古舘伊知郎「報道ステーション」による4号機報道内容(5/25放送)に対して小学生並のイチャモン
「4号機倒壊問題」『YouTube』
「報道ステーション」(5月25日放送分)
http://www.youtube.com/watch?v=jOEkyTPLWzA
今日(6/5)のテレビ朝日系「報道ステーション」を観ていたところ、突如、古舘伊知郎が芝居がかった神妙な顔で「東電から4号機に関する放送内容にクレームが入った」とのコメントを発した。
古舘伊知郎ごときの報道番組とはいえ、一応は“メジャー所”と言える同番組にて、危険極まりないフクシマ原発4号機の実情に踏み込んだ内容を放送されては、「東電としては困る」ということなのであろう。
で、具体的にどんなクレームかというと、上記ユーチューブ動画の11分辺りにて解説されている使用済み燃料プール冷却用の仮設配管の図が気にいらないということである。
○問題の解説図
https://px1img.getnews.jp/img/archives/8646ada4ae883a85966073c4416845ab.jpg
東電曰く、「こんな図を出されては配管が破損すればプールの底から冷却水がジャブジャブ流れ出る印象を視聴者に与える」ということであるが、小学生並みのイチャモンレベルの指摘であり、「一体何を言っているのであろうか?」という話である。
古舘も古舘でこれにマトモに取り合って、「ストロー同様の逆流現象云々」と反論をしていたが、“事の本質”はそんな話ではないことは皆さんもお気づきであろう。
そう、仮設配管であれ、燃料プール自体であれ、「大量の使用済み核燃料を抱える4号機が、今後の余震・本震に本当に耐えられるのか否か」が最も重要な問題なのである。
同放送の流れ的にも「4号機にもしものことがあれば」という前提で、「その時何が起こるのか」を追求した内容であり、「使用済み核燃料がどうなるか?」を検証した至極真っ当な内容である。
まあ、触れられたくない内容にタッチし過ぎたが故に、「ここまで真正面から至極真っ当な検証をされたらたまったものじゃない」ということで、今回の東電によるイチャモン劇に至ったということなのであろう。
しかしながら、フクシマ原発事故発生以降、己の自己保身のために”情報隠蔽”を繰り返し、ロクに説明責任も果たさず、嘘八百のデタラメな説明に終始してきた東電が、一体どの口でそんなことが言えるというのであろうか?という話である。
今回の一件は、改めて、東電という糞電力会社の“異常性”“非常識さ”を如実に表す出来事であると言えよう。
執筆: この記事は神風カムイさんのブログ『暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~』からご寄稿いただきました。
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