【波乱の幕開け】出雲駅伝から見る今シーズンの大学駅伝

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駅伝①
第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走(6区間、45.1キロ)が14日に行われ、今シーズンの大学3大駅伝の幕があがった。注目されていたのが箱根王者・東海大学、出雲連覇を狙っていた青山学院大学、大エース相澤を擁する東洋大学、平成の常勝軍団・駒澤大学だった。しかし結果は意外なものだった。
結果は上記の学校がダークホースと睨んでいた「國學院大学」という予想外のものだった。駅伝ファンの方は特に驚いたのではないだろうか。エース・浦野は今年の箱根駅伝で5区区間新記録樹立した注目の選手だが、駅伝は1人だけで勝てるほど甘くはない。この勝利はチームに力があるということを印象づけた。
実は國學院大學は出雲駅伝7年ぶり3度目出場だった。そしてゴール残り約700mで襷を受けた時の37秒差を逆転し、3大駅伝初制覇を果たした。

戦国駅伝に突入か?

上位5校は見事に上記に記した優勝候補とされていた4校、そして今大会優勝したダークホースの國學院大學。しかしタイム差だけを見たら1位の國學院大學から4位の東海大学までは20秒差と僅差。少し離されてしまったが5位の青山学院大学までは53秒差と考えると5校の力の差はほとんどないように思える。ほんの僅かな誤算が勝敗を分けたといってもいいのではないかと思う。この結果から今年はもしかしたら戦国駅伝になるかもしれない?

気になる2校

ライター的に気になったのが、東海大学と青山学院大学だ。東海大学は黄金世代と呼ばれる4年生がいるチームの総合力は抜きに出ていると思うが出場した4年生の成績があまり良くはなかった。さらに心配なのがエースの關と故障を抱える主将・舘澤が出雲にエントリーされていないこと。11月3日の全日本大学駅伝でどんなオーダーが組めるかでチーム状況が見えてくるかもしれない。
青山学院は主将の鈴木が補欠で区間エントリーされなかったことが気になる。出場すればいい成績を残してくれる選手なだけに調子が良くないのではという風に予想される。全日本には故障がない限り出場は間違いないと思うが、仕上がりが気になる。そして5区を走った山の神候補の竹石が得意の登りではなかったとはいえ、5区で遅れたのは不安材料だ。青山学院の勝利にはこの2人の活躍は必須だと思う。

最後に

出雲駅伝は1つ1つの区間の短いスピード駅伝と言われている。一方で11月3日の全日本大学駅伝では8区間106.8キロと1人1人が長い区間を走らないといけない。まるで違うレース、戦略になる。出雲を制した國學院にとって全日本の上位に食い込むことができて、はじめて本当に力のあるチームと証明できるかもしれない。
全日本では出雲で敗れた東海大学、青山学院大学、東洋大学、駒澤大学が特に黙ってはいないはず。出雲の悔しさは出雲でしか返せないかもしれないが、この悔しさをぶつけてくるのは間違いない。
全日本ではどんなドラマが待っているのだろうか?
そしてその前に10月26日に行われる箱根駅伝予選会もあるので、そこも注目です。

(Written by ユーサク)

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