2020年度センター試験、日程は1/18・19!手続きは?時間割は?
大学入試として多くの大学が採用する「センター試験」。正式名称は「大学入試センター試験」といい、高等学校段階における基礎的な学習の達成度を判定するため、独立行政法人大学入試センターと各大学が共同で行っているものだ。
そのセンター試験の2020年度(令和2年度)試験の概要が発表された。点数アップのための試験対策も大切だけれど、出願日程や当日の注意事項などもきちんと確認しておこう。
センター試験の出願期間は?
試験を受けるには、出願が必要!
2020年度センター試験の出願期間は、 2019年9月30日(月)~10月10日(木)
高校生(高等学校または中等教育学校卒業見込み)なら、在籍高校経由で出願できる。
既卒者であれば個人で直接出願することとなり、その場合必ず「簡易書留郵便」で送る必要がある。
検定料は受験科目数によって異なり、 3教科以上の受験:1万8000円
2教科以下の受験:1万2000円
また、成績通知を希望する場合は、別途800円の手数料も必要だ。
センター試験の日程は?
「センター試験」は、毎年1月13日以降の最初の土曜日・日曜日に行われている。
2020年度の試験実施期日は、 2020年1月18日(土)、19日(日)
2日間に分けて、以下の教科・科目の中から志望する大学が指定するものを選択して受験することとなる。 <1日め>
●地理歴史・公民:「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」
●国語:「国語」
●外国語:「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」
<2日め>
●理科1:「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」
●数学1:「数学I」「数学I・数学A」
●数学2:「数学II」「数学II・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」
●理科2:「物理」「化学」「生物」「地学」
志望予定の大学・学部で受けなければいけない科目をしっかり確認したうえで、受験科目を決めよう。
センター試験の時間割は?
1日め、2日めそれぞれの時間割は次のようになっている。 <1日め>
●地理歴史・公民:【2科目受験】9:30~11:40、【1科目受験】10:40~11:40
●国語:13:00~14:20
●外国語:【筆記】15:10~16:30、【リスニング(英語のみ)】17:10~18:10
<2日め>
●理科1:9:30~10:30
●数学1:11:20~12:20
●数学2:13:40~14:40
●理科2:【2科目受験】15:30~17:40、【1科目受験】16:40~17:40
1日めの「地理歴史・公民」や2日めの「理科2」などは、1科目受験なのか、2科目受験なのかで開始時間が異なる。
センター試験の出願から試験当日までの流れ
つづいて、出願から試験当日までの流れをざっと確認しておこう。 検定料等払込み(9月~10月ごろ)
↓ 入試センターへ出願(10月上旬ごろ)
↓ 登録内容の確認(指定の日までに受け取る「確認はがき」によって確認)
↓ 受験票到着・試験場の指定(12月中旬ごろまで)
↓ 受験(1月中旬ごろ)
まず、出願時に大事なことは、あらかじめ「受験教科」「地理歴史、公民の受験科目数」、「理科の科目選択方法」「数学2および外国語の別冊子試験問題の配付希望」を登録すること。
登録を正しく行わないと、希望する教科・科目を受験することができないからだ。
12月中旬までには、受験番号や試験場が記載された「受験票」、各大学に提出するための「大学入試センター試験成績請求票」などが届く。
内容を確認し、間違いがなければ、「受験票」に写真を貼付し、氏名を記入しよう。
特に「試験場」は、出願の時点ではどこになるかはわからず、「受験票」が届いたときにわかるもの。
試験会場が決定したら、前もって会場への行き方・交通時間などを調べておくといいだろう。
センター試験当日の持ち物
試験に必要な持ち物や、当日、机の上に置けるもの・置けないものをしっかり確認しておこう。
必ず必要なのは「受験票・写真票」。
もし、受験票等が届かない、記載内容に誤りがあったら?
その場合は、再発行を申請すれば新たなものを手に入れることができる。
紛失してしまった場合も慌てずに。試験当日に学生証または身分証明書と写真(縦4cm×横3cm)3枚を持参し、1時間程度早めに試験場に行こう。試験場本部で「仮受験票」の発行と「受験票」の再発行手続をすれば、受験することができる。
「受験票」「写真票」のほかに机の上に置ける(OK)ものは、 <OK>
●黒鉛筆(H、F、HBに限る。和歌や格言等が印刷されているものは不可)
●シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ。黒い芯に限る)
●プラスチック製の消しゴム
●鉛筆削り(電動式・大型のもの・ナイフ類は不可)
●時計(辞書、電卓、端末等の機能があるものや、秒針音のするもの、キッチンタイマー、大型のものは不可)
●眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋や箱から中身だけ取り出したもの)
鉛筆やシャープペンシルは“黒い芯限定”。
鉛筆削りは“電動式やサイズが大きいものは不可”など、それぞれの細かい規定も確認しておこう。
特に多機能な腕時計を身につけている人は要注意。
机の上に置けないもの(NG)もしっかりと確認! <NG>
●定規(定規の機能を備えた鉛筆等を含む)、コンパス
●電卓、そろばん
●グラフ用紙等の補助具
●携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末
●電子辞書、ICレコーダー等の電子機器類など
NGのものは使用禁止であるだけでなく、身につけていたりするだけでも“不正行為”と判断されてしまう場合があるので気をつけて。
センター試験結果発表の日程は?
無事に本試験が終わったら、次は気になる結果発表。
センター試験の本試験、追試験・再試験の正解および配点については、各日の全試験終了後に、その日行われた科目分が大学入試センターのホームページに発表される。
平均点等については、2020年1月22日(水)に中間発表が行われ、2月6日(木)に最終発表が行われる予定だ。
また、地理歴史の「世界史B」「日本史B」「地理B」や、公民の「現代社会」「倫理」「政治・経済」など、各科目間で原則として20点以上の平均点差があり、これが試験問題の難易差に基づくものと認められた場合は、得点調整が行われる。
得点調整の実施有無については、2020年1月24日(金)(予定)に発表される。
得点調整が行われる場合は、対象となる科目の得点の換算表が大学入試センターのホームページに公表される。
センター追試・再試験は?
いざというときの救済措置についても見ておこう。やむを得ず受験ができなかった方を対象に、「追試・再試験」という制度がある。
ただし、「追試験」が適用されるには以下のような条件がある。 ●疾病(インフルエンザ・ノロウイルス・風邪等を含む。)や負傷により試験を受験できない
●試験場に向かう途中の事故により試験を受験できない
●その他やむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災等)により受験できない
また、雪・地震等による災害、試験実施上の事故などにより、本試験が所定の期日に実施できない、または完了しなかった場合、「再試験」が行われる。
「追試・再試験」ともに、実施期日(予定)は、
2020年1月25日(土)・26日(日)
なお、「再試験」は原則として所定の期日までに受験希望を申し出た場合に許可されるもの。
もし「再試験」に臨まなければならない場合は、申請を忘れないように注意しよう。
センター試験を受ける際は前もって事前準備は大事!
試験への計画をしっかりと立て、前もって準備することで、勉強にもより集中することができる。
注意事項を確実におさえたうえで、試験対策に取り組もう。
※出典元:大学入試センター
※2019年10月時点の情報になります。
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