なす煮浸しレシピ!少量の油でじゅわトロ食感になるプロのコツ

なす煮浸しレシピ!少量の油でじゅわトロ食感になるプロのコツ

味が濃くなりすぎたり、なすが硬かったりと意外と失敗しがちな、なすの煮浸し。テレビやラジオ、雑誌に、また食事改善から、健康を支えるプログラムの開発まで、幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に、少量の油で「じゅわトロ食感」に仕上がる、おいしいなすの煮浸しレシピを紹介していただきます。

なすの煮浸し

やわらかくトロっとしたなすに、煮汁の味がなじんだ一品です。

材料(2人分)

なす:3本(220g~250g)

あさつき(※):2本

サラダ油:適宜

ねぎの風味を感じたい方は、長ねぎでもおいしく食べられます。

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だし:100ml

みりん:大さじ1

醤油:大さじ1

簡単なだしの取り方

材料(できあがり約100ml分)

かつお節:1/4カップ(約1g)

水:130ml

小鍋に水を入れて沸かし、煮立ったら火を止め、かつお節を入れ、30秒ほどおいてザルでこす。

作り方

なすはへたを切り落として縦半分に切った後、皮目に深さ1/2までななめに切れ目を入れ、半分の長さに切る。

なすは縦半分に切り、皮目にななめの切れ目を入れる

おいしく作るコツ

切れ目を入れることで、早くやわらかくなり、味がなじみやすくなります。上の写真の切れ目の間隔は4~5mmですが、広くなっても大丈夫!

フライパンにサラダ油を約1㎝の深さまで入れ、皮目を下にした状態で1を入れる(下の写真)。まずは弱めの中火で1分、さらに裏返して2分~2分半ほど揚げ焼きにする。竹串がすーっと入る状態になったら、取り出して油を切る。

フライパンにサラダ油を入れ、皮目を下にしてなすを入れる

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皮目を下にして入れることで空気に触れず、濃く鮮やかな色合いに仕上がります。

あさつきは小口切りにする。

鍋にAを合わせて火にかけ、煮立ってきたら皮目を上にして2を入れ、1~2分煮て火を止める。そのまま20分ほど置いて味をなじませる。

4を器に盛り、あさつきをのせる。

味つけが濃くなったときは?

ほかの食材を加えて味を調えましょう。
大根おろしを加えたり、しめじなどのきのこを煮汁でさっと煮たりして一緒に盛りつけるのもおすすめです。

最後に

煮汁がたっぷりとしみ込んだなすの煮浸しを、ぜひ味わってください。

小島美和子

小島美和子/Miwako Oshima

管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者

女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、 有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
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[なす]あく抜きや切り方から、焼きなすまで料理の基本

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深みのある鮮やかな皮の色が「茄子紺」と呼ばれるように、日本では昔から親しまれ、地域ごとにさまざまな品種が発達しました。
どんな調味料ともマッチするのは、味にクセがないことと、果肉に細かい空気の隙間があるスポンジ状のため。油や調味料、だしをよく含み、おいしくなります。

最終更新:2022.05.20

文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ

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