故リック・オケイセック、死後にカーズの全米セールスが2,662%増

現地時間2019年9月15日、カーズのフロントマンのリック・オケイセックが亡くなった。彼の死が明らかになったこの日の夜から16日までのバンドの過去作品の全米におけるセールスが、前日の2日間に比べ2,662%増となったことが、ニールセン・ミュージックの調べによってわかった。
アルバム・セールスに限定すると、リックの死の前日2日間ごくわずかなセールス数だったカーズの作品は、15~16日の間に5,000枚を売り上げた。楽曲に関しては、亡くなる前の2日間の1,000弱ダウンロードから、15~16日に22,000ダウンロードへ跳ね上がっている。
15~16日のカーズのアルバム・セールスの大半は、3,000枚を売り上げた、ベスト盤『コンプリート・グレイテスツ・ヒット』によるものとなっている。全20曲入りの今作には、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”入りした18曲のうち、16曲が収録されており、TOP10入りした「Shake It Up」、「You Might Think」、「Drive」も含まれている。
中でも最も売れている楽曲は、4,000近いダウンロードを獲得した「Drive」で、「Just What I Needed」(2,000ダウンロード)、「Magic」(2,000弱ダウンロード)、「My Best Friend’s Girl」(2,000弱ダウンロード)、「You Might Think」(1,000ダウンロード)と続いている。
また、故リックによるソロ作の楽曲とアルバム・セールスも死後前日2日間のごくわずかな売上から1,000まで上昇している。
ストリーミング数に関するレポートは、数日中に明らかになる予定だ。カーズの作品は、9月13日~20日が集計期間となる9月28日付の米ビルボード・チャートにランクインすることが予想されている。
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