自然の中にこそ!? Teslaがカナダの国立公園にEVチャージャー50基を寄付

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自然豊かなカナダは環境意識が高く、二酸化炭素を排出しない電気自動車(EV)の購入に補助金を出すなど、ゼロエミッションの取り組みを進めている。

その恩恵を最大に受けているのが米Teslaだが、同社がEVチャージャー50基をカナダの国立公園に寄付することがこのほど発表された。

・大自然の中にチャージャー

カナダの自然は世界有数の多様性を誇り、カナディアンロッキーの絶景が望めるバンフ国立公園や、赤毛のアンで有名なプリンス・エドワード・アイランドの国立公園など、大自然と生態系が保護されている。

それらを管理しているのが政府機関のParks Canadaだ。Parks Canadaのツイッターによると、Tesla社が寄付するEVチャージャー50基が国中にある国立公園に順次設置され、EVで公園に来た人に提供される。

・環境問題の啓発も

このチャージャー設置は、公園を訪れる市民に利便性を提供するだけでなく、環境問題を啓発することにもなりそうだ。車の排ガスが地球温暖化の一因であり、自然を守るには環境問題に取り組まなければならないことをアピールできる。

一方で、Teslaからすると今回の寄付は充電ネットワークの拡大につながる。EVを浸透させるにはあちこちで充電できる環境を整えることが不可欠で、同社は加速度的に設置を進めている最中だ。

究極的には、メーカーを超えてEVチャージャーがあらゆるところに設置され、使用される電気は全て自然エネルギーで賄われる、というのが理想だろう。

(文・Mizoguchi)

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