【見たさ 逢いたさ 想いが募る】越中八尾おわら風の盆

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おわら風の盆 夜

日本で最もロマンティックな祭りのひとつ「越中八尾おわら風の盆」

おわら風の盆 女性2

日本に祭りは数多くあるものの、最もロマンティックな祭りのひとつが、「越中八尾おわら風の盆」ではないでしょうか。哀愁を帯びた胡弓の音色、顔が見えないほど深く被った編笠、音もなく現われるたおやかな踊りには「静の美しさ」があります。高橋治氏の小説「風の盆恋歌」の舞台にもなりました。

おわらの踊り手の条件

おわら風の盆 女性1

「越中八尾おわら風の盆」のしなやかな踊り手には、条件があります。
踊り手の条件

●25歳以下の未婚
●風の盆の会場周辺の地区出身であること

おわらは、「東町・西町・今町・上新町・鏡町・下新町・諏訪町・西新町・東新町・天満町」の10の旧町内と、井田川を挟んだ対岸の「福島」の11町によって踊られます。

かつて若者が多かった頃は、踊り手が多くなりすぎて町が用意する揃いの衣装が足りなくなるということから、25歳を区切りに踊り手を引退する暗黙のルールができたそう。踊り手の引退後は、運営などの裏方に回るか、おわらの唄い手や楽器の演奏をする地方(じかた)へ。ただし、最近は若者の人数が減ってきたため、おわら人口の少ない小規模の町は踊り手を確保するのに苦労しており、30歳ごろまで踊る人もいるそうです。

女性の踊る「女踊り」は、昭和初めに初代花柳吉三郎が芸者さんに振り付けた、艶やかな踊り。当時「女踊り」は花街鏡町の芸者さんが踊り、「男踊り」は「甚六会」が踊りました。現在は中学生や高校生も踊っており、10代の若い女性に艶やかな色気が出せるとは驚き。ただし、小さな子供のころから風の盆の演舞会に出場して、昼の町流しでも大人について踊り、踊り手として十分な経験を積んでいます。

おわらの舞台 日本の道100選に選ばれた石畳の坂道

おわら風の盆 石畳の坂道

「日本の道100選」の八尾諏訪町の通りは石畳が敷き詰められ、道の両側には「エンナカ」と呼ばれる用水が流れています。ゆるやかな坂道には灯りがともり、用水の水音が効果音になり、「おわら」の最高の舞台演出が出来上がります。諏訪町の町並みの美しさに、なんとも言えぬ風情を感じるでしょう。

「風の盆」の名前の由来

おわらは、9月1日から3日の「二百十日の風の厄日(農家の三大厄日のひとつで、台風到来の時期)」に、収穫前の稲が風の被害に遭わないよう風神鎮魂を願うことから、「風の盆」と称されました。また、富山の地元では休みのことを「ボン(盆日)」という習わしがあったと言われます。

恋の歌 恋の踊り

おわら風の盆 男女の踊り
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