スクラム採用プラットフォーム「HERP ATS」、約4.6億円の資金調達を実施! 累積資金調達額約5.1億円に

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新しい採用の形として注目されている「スクラム採用」。

国内で初めてこのスクラム採用のプラットフォームを立ち上げた株式会社HERPは著しい成長を見せ、この度、DCM VenturesおよびDNX Ventures、小泉文明氏や赤坂優氏らエンジェル投資家から合計4.6億円の資金調達を投資ラウンドシリーズAで実施した。

画期的システム「スクラム採用」

今までは人事部などの採用担当者が社員の採用を行ってきた。株式会社HERPは、独自の採用方式「スクラム採用」を提唱し、採用システムの見直しを投げかけた。

「スクラム採用」とは、採用までの一連の流れごとに適任者(社員)を充て、各フローによって担当者を変えていく採用方法だ。職種によって見極める人物は違うのが当たり前。例えば、大工さんを採用したいのに、採用担当者が経理の人では見極めが難しい。そこで、「餅は餅屋」という具合に現場主導で採用を進めていく。

適任者が役割を持ってPDCA(計画、実行、評価、改善)を行うため、有能な人材を効率的に採用できる。また、採用の結果を社員にフィードバックするため、反省点も見つけやすい。今までの採用担当者はプロジェクトマネージャーとして、現場に採用関連の知識を落とし込んでいく。こうして、社員が一丸となって採用活動を行うシステムをスクラム採用と言う。

スクラム採用で社員が団結することで、会社への理解を深め、愛着心も向上するという、まさに一石二鳥以上の効果をもたらす。

資金調達の背景と展望

2019年3月に本格リリースされた「HERP ATS」の企業導入数は、約5ヶ月間で累計150社を突破。前月比140%ペースでの月次売上成長を続けている。また、この度同時にタクシー広告も開始し、これからさらなる成長が見込める。そこで、投資ラウンドシリーズAにて、DCM VenturesおよびDNX Ventures、小泉文明氏や赤坂優氏らエンジェル投資家から合計4.6億円の資金調達を実施した。

投資ラウンドとは、その会社の成長段階を示すもので、VCなどが投資する際に判断基準とするもの。シリーズAはシードの次に来る2番目の段階。シード(種)は、会社設立直後、または起業前であり、シリーズAは企業後しばらくして、成長期という段階だ。一般的にこの時期の資金調達額の目安は、1,000万円~3,000万円と言われているため、この度シリーズAで4,6億、累計5,1億という数字は驚嘆するしかない。

今後は事業投資および人材採用に力を入れ、2021年末までに累計導入企業数1,000社突破を目指し、社員ひとり一人が積極的に採用に参画できる状態の実現をサポートし、日本の採用活動の発展を望むとしている。

投資者の声

DCM Venturesプリンシパル原健一郎氏は、企業の価値を向上させる重要な経営活動のひとつである、優秀な人材の採用という重要な課題を解決するHERPへの期待は甚大だとコメント。DNX Venturesマネージング・ディレクター倉林陽氏は、明確な差別化を効かせてカスタマーサクセスを実現しているHERPの初期トラクションは他のSaaSスタートアップと比較しても目を見張るものがあり、更なる業界変革を支援していくと明言した。

以上は、投資家たちのほんの一部の声だが、皆一様に大いなる期待を抱いている。

採用してもすぐに会社を辞めてしまう人も少なくない中、本当に優秀な人材を獲得するのは容易ではない。「HERP ATS」を利用し、社員が一丸となる採用活動を行えば、幅広い視点で人材を見極めることができるかもしれない。また、今まで目の届かなかった場所での人材発掘も可能となるだろう。

これは、採用される側にとっても、埋もれている才能を活かせる大きなチャンスとなるかもしれない。今回の資金調達で、さらなる事業展開と人材採用・育成を実行し、日本の採用活動をサポートし続けてほしい。

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