あらゆる屋根瓦と調和して太陽光発電できる建材一体型太陽電池がエストニアで誕生

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エストニアのタルトゥで2015年に創設されたスタートアップ企業Solarstone(ソーラーストーン)は、あらゆる種類の屋根瓦と調和し、屋根で太陽光発電できる建材一体型太陽電池(BIPV)の開発・製造に取り組んでいる。

・屋根瓦と調和し、簡単に設置できる建材一体型太陽電池

Solarstoneの建材一体型太陽電池は、様々な粘土瓦やコンクリート瓦と調和し、専用の付属器具などを必要とせず、瓦を屋根に固定する「瓦桟」に直接、設置できるのが特徴だ。

幅42センチ、長さ180センチ、厚さ2.2センチの薄型と、幅42センチ、長さ180センチ、厚さ3センチの厚型の2種類で展開。

いずれも、新築住宅はもちろん、中古住宅でも、既設瓦と置き換えるだけで設置でき、この建材一体型太陽電池55枚分で、家庭の平均年間消費電力量に相当する5000キロワット時(kWh)のエネルギーをまかなうことができる。

・エストニア国内で100世帯に設置済み

Solarstoneでは、これまでにエストニア国内の100世帯で建材一体型太陽電池を設置したほか、ラトビア、フィンランド、スウェーデンといった周辺国からも問い合わせが相次いでいるという。

2019年8月には、エストニアの再生可能エネルギー企業Sunlyから資金を調達しており、今後は、スカンジナビア諸国やドイツなど、エストニア国外にも事業エリアを拡大させていく方針だ。(文 松岡由希子)

Solarstone

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